映画『沈黙の艦隊』(公開中)の初日舞台挨拶が29日に都内で行われ、主演を務める大沢たかおをはじめ、玉木宏上戸彩ユースケ・サンタマリア中村蒼江口洋介、吉野耕平監督が登壇した。

同作はかわぐちかいじ氏による同名コミックの実写化作。
日本初の原子力潜水艦が日米共同で極秘裏に建造されたが、艦長・海江田四郎(大沢)は原潜と乗員76人を伴い航海中に逃亡。理想とする世界の実現に向けて海江田が描いた大胆不敵なシナリオと、海中での天才的な戦闘術に日米は翻弄され、重大な決断と選択を迫られる。
○■上戸彩、作品の感想を語るもユースケ・サンタマリアからツッコミ

今作のイベントに初登場となった上戸は光沢感のあるピンクのドレス姿で観客を魅了。「私、3シーンくらいしか出ていないんですが(笑)、この皆さんに囲まれて壇上に立たせていただけて本当に嬉しいです。今のホットな気持ちをSNSで広げてください」と笑いを誘いつつ、観客に呼びかけた。

「私が演じた市谷裕美はオリジナルキャラクター。
私も原作がある作品を何回かやらせていただいたことがあるんですが、オリジナルキャラクターってまず叩かれる……(笑)。なんですけど、台本を読んだときにこの作品に携わりたいなってすごく思いました」と出演を決めた当時の心境を告白。続けて「このご時世に過去を扱う内容だったり、どこか未来があるんじゃないかと思えるこの作品に参加できて良かったなと、すごく興奮しました」と話し、「このかっこいい男性陣が大きいスクリーンで見れて潤いますよね?」と会場の女性に語りかけた。

完成した作品を観た感想を「監督っ!」と一言で表現した上戸。「監督は現場でも癒やし系。現場でグミとかを食べているかわいい吉野監督しか見ていなかったものですから、そんな監督がこんな力強い作品を作れるんだ……」と話すと、ユースケから「何様なんだよ!(笑)」とツッコまれてしまい、タジタジに。
「ギャップにやられました」と笑顔を見せていた。