ジャニーズ WESTの神山智洋が、2024年にWOWOWで放送・配信する連続ドラマW-30『白暮のクロニクル』に主演することが5日、発表された。

同ドラマは神山にとって自身初の単独主演作で初めてのWOWOW作品。
『機動警察パトレイバー』や『じゃじゃ馬グルーミン★UP!』など数々の人気作を生み出しているゆうきまさみの同名漫画を初めて実写ドラマ化した同ドラマで、神山は70年にわたり起きる連続殺人の犯人を追う吸血鬼探偵に挑む。

神山が演じるのは、不⽼不死の体質を持つ「オキナガ」で、見た目が18歳、実年齢は88歳の雪村魁(ゆきむらかい)。オキナガ絡みの殺人事件の捜査に協力する傍ら、70年間にわたり未年(ひつじどし)のクリスマスに起こる連続殺人事件、通称"羊殺し"の犯人を追う。かつての恋人を"羊殺し"に殺されており、オキナガ以外実⾏することのできない"羊殺し"の犯人を突き⽌め、復しゅうを果たすことを目的としている。

オキナガ惨殺事件に遭遇した厚労省の新米職員・伏木(ふせぎ)あかりは、オキナガたちを管轄する厚生労働省の「夜間衛生管理課」、通称"夜衛管(やえいかん)"への異動を通告され、魁の担当者に。衝突を繰り返しながらもバディを組む2人は事件解決に奔走するが、様々な困難が待ち受けるのだった。


初めての単独主演作品としてオファーされたことに「遂に来た!」と感激したという神山。見た目が18歳で実年齢が88歳という雪村魁のキャラクターについては「子供っぽいところがありながらも達観しているキャラクター」と解説し、原作でも特徴的な魁の髪⾊を「どうしても地毛でいきたくて、意地でも魁に近付けてやろうと思って(笑)。美容院に⾏きまくりましたね(笑)」と強いこだわりを持って撮影に臨んでいるという。

■神山智洋のコメント

オファーを受けての感想

主にずっと舞台をやらせていただいていて、久しぶりに、約4年ぶりなので、遂に来た!という感じです。純粋にありがたかったです。主演をやりたいという思いだけでできることではないので。
今回プロデューサーさんがライブを見て主演に決めていただいたという経緯を聞いて、どこで何に(縁が)繋がっているか分からないなと思いました。選んでいただいて感謝です。

演じる雪村魁というキャラクターについて

僕が演じる魁は見た目が18歳、実年齢88歳。自分が18歳の頃を思い返して演じています。ずっとオキナガとして70年生きてきて、ひどい言葉をたくさん浴びせられ、ひどい扱いもたくさん受けてきて、色々と経験した18歳。子供っぽいところがありながらも達観しているキャラクターだと思います。


雪村魁を演じる上でのこだわり

髪の毛は映像で見た時にコスプレ劇にはしたくないなと思いました。だからどうしても地毛でいきたくて、意地でも魁に近付けてやろうと思って(笑)。美容院に行きまくりましたね(笑)。あと食事制限もしました。今もしています。オキナガになった18歳から体型も変わらない、オキナガになった瞬間に時が止まっていると思うので。
食べているものもお肉ばっかり、スイーツとかは絶対に食べていないから、太るわけがないと思いました。逆に筋トレして筋肉がついている状態もちょっと魁っぽくないなと、食事制限で体重を落とそうと思い、ピークから3kgは落としました。自然に無理することなく減量しましたね。 あとは眉毛を若干細くしてキリっとさせて。できるだけオキナガ、雪村魁という人物像に近付ける努力はしました。現実的というか、もしかしたらこういう人が実際にいるのかもみたいに思ってもらえるように、できるだけ人間っぽさ、リアル感は追求しました。


撮影で楽しみなポイント

今作は内容や映像表現的に攻めたシーンも多いと思います。最近あまり見なくなったけど、リアルに見せていく表現。僕自身はそういう作品をずっとやりたいと思っていました。原作を読んでも攻めた内容となっているので、出来上がりがとても楽しみです。原作に近付けたり、リアルなところはできるだけ見せていきたい、忠実にやっていきたいです。

視聴者へメッセージ

もしかしたら僕のファンは僕が出ているドラマを見たいと言ってくれていた方もいるかもしれないので、そんなファンの皆様、お待たせいたしました(笑)。
僕自身も原作を読んでいてものすごく引き込まれました。魁の魅力、あかりとの凸凹コンビ感、最初はバチバチだけど段々と戦友になっていくキャラクターがいたり。実年齢88歳だけど18歳の時の少年心と様々な人生経験によって達観しているところ。また関わる人との対話によって最初はクールで自由だったけど、魁自身の奥底に眠っていた人間味というものがどんどん現れてくる。それを引き出してくれる個性豊かなキャラクターたちとの掛け合いにもぜひ注目していただければと思います。