AKB48柏木由紀が26日、都内で「Special one - day Event “#upink TEA PARTY“」を開催。イベント前に行われたメディア向けの発表会に出席した。


Upinkは柏木がプロデュースするコスメブランドで、「わたしのための“かわいい”」をコンセプトに今年4月に誕生。アイドルとしてメイクの研究を重ね、YouTubeや美容誌でメイクやコスメについて熱く語る姿が幅広い世代の女性から支持を集めている柏木が“かわいい”を追求したこだわりのアイテムを展開している。

ブランドローンチから半年が経っての心境を尋ねられた柏木は「お店とかネットとかいろんなところで“Upink”という文字を見たり、自分の写真を見たりすると、いまだに信じられないというか、本当に自分のブランドがみなさんの手元に届いて反響をいただくことが夢のようで信じられないんですけど、うれしいなって思います」と声を弾ませ、どんな人に使ってもらいたいか聞かれると「“Upink”の世界観の通り、ピンクが好きな方、かわいいものが好きな方、コスメやメイクが好きな方はもちろん、メイクするときこれって1つアイテムが決まっている方や、ピンクだから手が出せないという方にも、なるべく手に取りやすい価格設定にしているので、そういう方にもぜひピンクにチャレンジする第一歩として使っていただけたらなと思います」とアピールした。

20日に開催されたコンサートで、2024年4月中を目処にAKB48を卒業することを発表後、初の公の場となった柏木は、今後どのような活動をしていきたいか質問されると「まずはAKB48を17年間やってきて、(来年)3月に卒業コンサートをやるので、そこまではAKBの一員としてもう一回、やり残したことがないかしっかり考えて、残りの半年間AKBとして楽しみたいのと、実はソロもデビューして10年目で6年ぶりに全国ツアーも決まっているので、それも成功させたいなと思います」と意気込み、「卒業後は変わらず音楽活動は続けていきたいですし、“Upink”も大事に育てて長く愛されるブランドにしたいですし、ほかのお仕事も引き続きやっていきたいなと。でも正直、あと半年のAKBがいっぱいいっぱいなので(笑)、体調に気をつけて元気に半年駆け抜けたいなと思います」と吐露した。

さらに、卒業を決めた理由を問われた柏木は「ここ何年かは何度も考えるタイミングはあったんですけど、今のAKBのメンバーに卒業を見届けてもらいたいなと思ったのと、AKBというグループの名前が知られてはいるけど、今のAKBの個々のことを知ってもらったりするのが難しくて、『今のAKBを推してください』って言っている中で、もしかしたら私が卒業してもっと後輩が伸び伸びやれたら、今のAKBってもっと届くんじゃないかと思ったり、シンプルにもう十分やりきったなというタイミングが全部重なって、初めて“今だな”と思いました」と打ち明け、自身の卒業を命名するようお願いされると、悩んだ末「本当にやりきりました卒業(笑)。
AKBの活動に大満足して卒業って感じです」と絞り出した。

なお、今年の頭くらいから卒業を考えていて、総合プロデューサーの秋元康氏や総監督の向井地美音に加え、同期のメンバー、卒業生の峯岸みなみ指原莉乃にも卒業の意思は伝えていたそうだが「バタバタしてすっかり(発表するタイミングを伝え)忘れちゃって、発表したあとに『すいません、発表しちゃいました』って(笑)」とうっかりエピソードを明かした。