同作は汐見夏衛による同名小説の実写化作。親や学校、すべてにイライラして不満ばかりの女子高生・百合(福原)は、ある日母親と喧嘩をして家出をし、目が覚めるとそこは1945年、戦時中の日本だった。偶然通りかかった彰(水上)に助けられ、彼の誠実さや優しさにどんどん惹かれていく。だが彰は特攻隊員で、程なく命がけで戦地に飛ぶ運命だった。
出口夏希、人見知り発揮で松坂慶子の横にぴったりくっつく「ホッとして」
魚屋の娘で勤労学生の千代を演じた出口。伊藤から「アジをすごいさばいていて大変そうだった」と話を振られると、「今回、魚屋さんの娘なのでアジさばきを練習して、さばけるようになったんですけど、2日間くらい手がずっと魚臭くて、頭が痛くなっちゃって頭痛薬を飲んでました(笑)」と意外な苦労を明かす。
また、出口は今作の撮影に入る際に人見知りを発揮してしまったそうで「今回、松坂さんと2回目の共演をさせていただいたんですが、松坂さんがいてくださっただけでずごくホッとしてしまって、ずっと横にくっついていました。すごい優しくしてくれました」と話す。伊藤も撮影当時を思い出し、「確かにくっついていたね! そういうことだったんだ?」と納得の表情を浮かべていた。