キリンホールディングスは、2026年4月10日に経済産業省と東京証券取引所が選定する「デジタルトランスフォーメーション銘柄2026」において、「DX銘柄2026」に選定された。本調査は、東京証券取引所に上場している企業を対象に、デジタル技術を活用してビジネスモデルを抜本的に変革し、新たな成長や競争力強化につなげるDXに積極的な企業を選定・公表するもの。


○「DX銘柄2026」選定の背景

キリングループは長期経営構想「Innovate2035!」において、人と技術の力でイノベーションを起こし続けるCSV先進企業を目指している。この構想と連動する「KIRIN Digital Vision 2035」のもと、デジタルの力で価値創出の質・量・スピードを向上させている。全社をあげた「業務プロセスの変革」「既存ビジネスの価値向上」「新規ビジネスの加速・開発」などの取り組みが総合的に評価された。

生成AI活用推進


生成AI活用推進ロードマップに基づき、組織への浸透を図っている。2025年は「キリングループ全体」のAI利用率が70%を超えた。キリンホールディングス本社では「利用率」100%に近い水準を達成し、AIによる「業務代替率」は10%を超えている。主要事業会社でのDX推進組織の強化や人財育成も進めており、デジタルスキル向上プログラム「DX道場」のメイン講座は2025年までに「累計受講者」5,100名以上、AI活用の実践講座は「受講回数」3,500回以上に達した。

○嗜好AI「FJWLA」の開発と活用

消費者の嗜好調査やビール成分のデータを分析し、おいしさに影響する重要成分を特定できる嗜好AI「FJWLA」を開発した。味や香りに影響する成分のうち、改善すべきポイントを可視化できるのが特徴。キリンビールの主力商品「晴れ風」の2026年リニューアルにおいても、商品開発の支援ツールとして活用されている。

○今後の展望

キリングループは「KIRIN Digital Vision 2035」で掲げる、人がやらなくてよい仕事をゼロにする生産性向上と、人と共に価値を生み出す仕事を加速させる価値創造の両軸を推進する。食と健康の新たなよろこびを広げ、こころ豊かな社会の実現に貢献していく。
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