グリーンエナジー、フォルテアンジェロ、ライヒスアドラーと皐月賞に3頭を送り込む上原佑紀調教師の父である上原博之調教師=美浦=は、G16勝を含む重賞29勝の実績を誇るベテラントレーナー。そのなかでも1月20日に25歳で死んだダイワメジャーは、G15勝と輝かしい実績を残した。

上原博師は「のどの手術とかもあったけど、それにも耐えてくれて。厩舎としては、いろんなことを教えてくれた先生みたいな馬でした」と来年定年を迎える厩舎の歴史において、ひときわ大きな存在だ。

 同馬が厩舎にG1初制覇をもたらしたのが04年の皐月賞。「(本番は)10番人気でしたが、育成にいたときから『この馬で皐月賞を取りたいね』と社台ファームのスタッフと話をしていました」。2番手からコスモバルクの追撃を1馬身1/4差で振り切った当時を懐かしく思い返す。

 父が初めて栄光をつかんだクラシック1冠目で、息子もG1初制覇を目指す。「自分もG1初制覇が皐月賞だったし、息子も勝つことができれば父としてうれしいですね」。普段はライバルでも、この時ばかりは父の顔をのぞかせる。

 開業4年目の上原佑厩舎は、

初年度から16→26→27勝と成績を向上させ、13日現在でJRA通算81勝。父は「小さい頃から馬に乗って、馬のことをよく分かっていると思うし、獣医師でもあるので科学的にもやっている」と活躍について分析していた。

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