◆プロボクシング ▽日本スーパーフライ級タイトルマッチ&東洋太平洋同級王座決定戦10回戦 ●日本王者・山口仁也(判定)日本同級1位・吉田京太郎〇(4月14日、東京・後楽園ホール)

 日本スーパーフライ級タイトルマッチ&東洋太平洋同級王座決定戦で、日本1位、東洋太平洋5位の吉田京太郎(28)=ワタナベ=が日本王者・山口仁也(26)=三迫=を2―1の判定で下し、2冠王者に輝いた。

 両者はともに東福岡高出身。

昨年4月に日本同級王座決定戦で対戦し、2学年下の後輩・山口が9回にダウンを喫しながらも3―0の判定で勝利していた。

 2本のベルトを懸けた1年ぶりの再戦。先輩・吉田は、右ストレートを上下にヒットさせ主導権を握った。「序盤は自分から行こうと思った。思いのほかパンチが当たり、うまくいった」。5回終了時の公開採点は、48―47、49―46、50―45で3者とも吉田リード。中盤以降、山口が王者の意地を見せ左フックの強打で反撃したが、吉田も右アッパーを的確にヒットさせた。ジャッジの採点は、2者が97―93で吉田を支持、1者が96―94で山口を支持した。

 1年前のリベンジを果たした吉田は「最高にうれしいです。対策もできていたし、前回よりは相手にやりたいことをさせず、自分のやりたいことができた」。今月3日に世界2階級制覇に挑んだ元WBO世界ミニマム級王者・谷口将隆(32)=ワタナベ=ともスパーリングを重ね「アドバイスをもらった」という。谷口同様、ジャッジへの印象を考慮して金色の短髪、褐色の肌にしてリングに上がった。

 コンビを組む町田主計トレーナー(51)も「思った以上にパンチが当たっていた。落ち着いて、よく相手を見ながら頑張ってくれた」と評価した。

 元世界王者の重岡優大・銀次朗兄弟と、ともに練習を重ねてきた。「あの2人は世界を獲っているんで、あいつらからしたら『余裕だよ』と言われるだろうが、ボクシングをやってきた証としてベルトを獲れたことはうれしい」と笑顔。「しっかり実力で勝ったと言われるように防衛を重ねて、国内で敵なしと言われるように頑張りたい」とさらなる成長を誓った。

 一方、初黒星を喫した山口は「やり返したい気持ちでいっぱい」と唇をかんだ。所属ジムの三迫貴志会長は「1勝1敗になったので、どこかでもう1回やれるように。仁也も根性は見せてやれることはやった。もうお一皮むけてほしい。ここからじゃないですか」と今後の巻き返しに期待していた。

 戦績は、吉田が8勝(4KO)4敗、山口が7勝(2KO)1敗1分け。

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