◆第86回皐月賞・G1(4月19日、中山競馬場・芝2000メートル)=4月13日、栗東トレセン

 報知杯弥生賞ディープインパクト記念で◎を打ったバステール(牡3歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父キタサンブラック)に注目している。2走前は出遅れたが、1000メートル通過61秒9のスローペースを中団からまとめて差し切り。

最後は流す余裕さえあり、光るものを感じて前走で本命に推した。レース前の斉藤崇調教師は「能力はあるけど、まだ幼い。もうちょっと走りのバランスも整ってきてほしい」というジャッジ。良化途上ではあったが、素質に期待した。

 結果は3戦連続となる上がり最速の末脚で重賞初挑戦V。4角で他馬と接触する不利がありながらも、力強い伸び脚で前をとらえたパフォーマンスを見て強さを再確認し、本番でも重い印を打とうと思った。

 気になるのは前走からの上昇度。8日は前回の1週前と同様に川田騎手が騎乗し、栗東・CWコースで3頭併せ。内からスッと加速し、6ハロン82秒0―11秒3で皐月賞に出走するサウンドムーブに併入した。以前より上手に体を使えるようになっている印象を受け、トレーナーを直撃した。「前回の追い切りは走りがバラバラだったが、今回はちゃんとまとまっている。一歩ずつ良くなっている」と手応えを深めている様子だった。

 まだ粗削りな部分はあるが、確かな成長曲線を描いている。現時点で本命最有力。最終追い切りの内容や枠順なども考慮して、決断したい。(山本 理貴)

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