開幕戦でアーチをかけた度会は思わずガッツポーズ(C)産経新聞社

 DeNAのドラフト1位ルーキー・度会隆輝(ENEOS)が開幕戦でド派手にデビューした。

 3月29日に行われた広島戦(横浜スタジアム)に「1番・右翼」で先発出場。

第2打席で12球団1号となる同点3ランを放った。

【動画】これはエグイ!DeNAドラ1ルーキー、度会が放った開幕戦アーチの場面

 3点を追う3回一死一、二塁の場面。相手先発、九里亜蓮が投じた高めのスライダーを一閃。打った瞬間にそれとわかる打球はぐんぐん伸びてDeNAファンで埋まる右翼スタンドへ飛び込んだ。

 値千金の同点3ランに球場内も大興奮、度会はダイヤモンドを1周しながらド派手なガッツポーズを繰り出しながら、吠えた。

 球団では大洋時代の60年、黒木基康が放って以来64年ぶりとなる新人開幕本塁打。

これは2024年度のプロ野球1号にもなった。

 ここに至るまでの道のりは平坦ではなかった。横浜高校時代はドラフトで指名漏れ、悔しさをバネに社会人野球で力をつけてきた。根っからの明るさもチームを盛り上げる。ベンチの最前列にいて声を張り上げている姿もこの日は映し出された。

 この衝撃弾にはネット上でもファンの間から「エグすぎる」「このルーキーすごすぎて鳥肌」「とんでもないルーキーです」「度会やべーな」など、活躍をたたえる声が相次いだ。

 記念すべき開幕戦のお立ち台に立った度会は「最高でーす!」を4度繰り返した。三浦監督も「常に楽しそうに野球をやっている」と認める、全力ポジティブルーキーが今季どれだけの成績を残すのか。チーム反撃のキーマンとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]