ピート・ローズ氏がまたも大谷を揶揄する言動をした(C)Getty Images

 野球賭博への関与で球界から永久追放されているピート・ローズ氏が、元通訳の水原一平容疑者の違法賭博事件を巡る問題で大谷翔平に対して再びからかうような言動をした。

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 米メディア『TMZ SPORTS』の記事によると、ミネソタ州セントポールで開かれたサイン会に出席したローズ氏は、集まったファンへのサインボールに「野球に賭けてごめん」「大谷も『ごめん』と悔やんでいる」「俺にも通訳がいれば良かったなあ」と記したという。

 同メディアは、ローズ氏がサインしたと思われるボールの写真を紹介し、「連邦捜査局はオオタニが被害者と述べているが、ローズ氏は信じていない」と伝えている。

 通算4256安打のメジャー記録を持つローズ氏は、レッズの監督時代に野球賭博をしていたという調査結果を受けると、1989年にMLBから永久追放処分を受けた。本人は10年以上その主張を否定していたものの、2004年にようやく賭けをしていたことを認めている。

 ローズ氏は以前にインスタで「1970、80年代の自分にも通訳がいれば良かった。そうすれば無罪放免だった」と、大谷を皮肉る動画を投稿して話題になった。

 ローズ氏の大谷を揶揄する言動は非難の的となっているのが現実だ。

米メディア『Baseball Legends』はXで「ピート・ローズ氏がオオタニを非難」と、ローズ氏がサインをしている様子と、ボールの写真を添えて投稿している。これには「やめろよピート、歓迎されてないぞ」「殿堂入りの負け犬」などと、ローズ氏への批判が集まっていた。

 過去にもローズ氏は、自身のメジャー歴代最多安打記録(4256安打)を抜いたイチロー(日米通算4367安打)に対しても、日本での記録は認めないという主張をしている。
 
 現役時代に偉大な記録を打ち立てながら、自身の賭博スキャンダルで殿堂入りも除外された。サイン会に集まるようなファンがいる一方で、アンチも多く存在していることは明らかだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]