オコエは積極的な走塁も評価されていた(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 日本野球機構(NPB)は5月2日、出場登録抹消選手を発表した。

 巨人からは育成から支配下に上がったエスタミー・ウレーニャとオコエ瑠偉の2人が抹消となった。

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 ウレーニャは4月19日に支配下登録を果たし、右の代打として期待されるも4打数無安打と結果を残すことはできなかった。

 一方のオコエはここまで18試合に出場し、打率.280、2打点、2盗塁をマークしていた。

 阿部慎之助監督の指示の下、右打ちにも取り組み、特に加速度を上げて次の塁を狙う積極的な盗塁姿勢は認められており、攻撃的な1番として機能した試合もあった。

 ただここにきてリードオフマンとして丸佳浩が存在感を示し始め、ドラフト3位ルーキーの佐々木俊輔、2年目の萩尾匡也などもコンスタントに結果を残していることもあり、先発起用は27日のDeNA戦が最後となっていた。

 俊足でときに勝負強さも見せ、走攻守で存在感を示していたとあって、オコエ離脱の一報が流れると、ネット上ではファンの間からも「好調だったのに、何かあったのかな?」と心配の声や「ただでさえ打ててないのに…」「ますます点が取れなくなる」とリーグワーストのチーム打率(.227)とあって、打線のつながりを危惧する声も上がっていた。

 明日3日からは、本拠地東京ドームに阪神を迎えて、3連戦を戦う。

初日が球団創設90周年の記念特別試合「長嶋茂雄DAY」が組まれるなど特別なムードになることは必至とあって、ヤクルトに3タテを食らったチームがどんな打線を組んでくるのか、注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]