順調にアーチを重ねる大谷。打率も.345と5位にランクしている(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平は現地時間5月4日(日本時間5日)、本拠地でのブレーブス戦で「2番・DH」でスタメン出場し、今季第8号本塁打を含む5打数3安打1打点の活躍でチームの勝利に貢献した。

この日ドジャースは5本塁打を記録する猛攻で11-2とブレーブスを圧倒。同カード2連勝を飾っている。

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 打線全体で16安打をマークしたこの試合、大谷の本塁打は3回の第2打席に飛び出した。ブレーブス先発のブライス・エルダーが2球目に投じた高めのストレートをとらえると、高々と上がった打球はそのままライトスタンドへと消えた。大谷は笑顔でダイヤモンドを一周すると、同じく満面の笑みを浮かべたデーブ・ロバーツ監督にベンチで祝福を受けている。

 ロバーツ監督の記録となっていた、チームの日本出身選手最多本塁打数の更新となったこの「メモリアルアーチ」で3-0とリードを広げると、ドジャースはさらに勢いづくことに。

4回にはアンディ・パヘスの本塁打や上位陣の3連打などで4点を追加。7・8回にも追加点を挙げ、ドジャース打線の真骨頂を見せつけた。

 およそ1か月ぶりの本拠地での連勝により、チームの貯金は今季最多の9にまで増えたドジャース。大谷をはじめ、大量点を生み出した打撃陣には米メディアも賛辞を贈っている。

 スポーツサイト『sportskeeda』ではこの試合内容を報じる中で、ゲーム前半で本塁打をマークした、大谷、さらにパヘスの活躍を称えている。

 同メディアは、大谷が球団と交わした昨オフの大型契約を改めて紹介するとともに、「この二刀流スターは今季、投手として登板することはないものの、すでにその値札に見合う活躍をみせている」と評しており、「土曜日のブレーブス戦で放った一発で、デーブ・ロバーツ監督を抜き、ドジャースで8本塁打を記録した初の日本出身選手となった」とレポート。

さらに「オオタニの歴史的なアーチは、3回にブライス・エルダーの投球を右中間深くへ運び、チームに3-0のリードをもたらした」と綴っている。

 また、この日も含め、連日のように安打を記録する“新鋭”の活躍にも言及。「オオタニがドジャースの歴史に名を刻み続ける中、ルーキーのアンディ・パヘスもその活躍で注目を浴びている」と記し、この日の本塁打を伝えながら、「下位打線に堅実さを加えている」と貢献度を評している。

 この試合では、マックス・マンシーが3本塁打を記録し、大谷、フレディ・フリーマンはともに3安打を放っている。主砲が実力を発揮し、期待の若手が頭角を現し始めたドジャース打線は、いよいよ手がつけられなくなってきたのかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]