大谷が1試合2本塁打と圧巻の打棒を披露した(C)Getty Images
「日本人スター」の勢いが止まらない。
ドジャースの大谷翔平が現地時間5月5日(日本時間6日)に行われたブレーブス3戦目でも猛打を奮った。
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試合序盤、さっそくドジャースタジアムに歓喜が訪れる。初回、大谷は四球で出塁のムーキー・ベッツを一塁に置き迎えた第1打席、ブレーブス先発左腕のマックス・フリードの変化球をフルスイング。センターバックスクリーンへと運びいきなり観客の度肝を抜いた。前日に続く第9号本塁打で先制点をもたらしている。
2・3打席目もシングルヒットを続けた大谷は、4-1とドジャースが優位に試合を進める中、8回の第4打席でふたたびインパクトを放つ。この回からマウンドに上がったばかりのブレーブス2番手A.J.ミンターに先頭打者として打席に立った大谷は初球のストレートをはじき返すと、この打球もセンター方向へ。今度はバックスクリーン左へと飛び込む特大の10号アーチでドジャースがさらにリードを広げた。
先制、そして終盤でのダメ押しなど、試合のポイントとなる場面で2発を記録した大谷。そしてこの試合を含め、本拠地でのブレーブス3連戦、いずれのゲームでも重要な場面で打棒を発揮し勝利を呼び込んだ背番号17のバッティングには米国内でも、称賛の声が沸き上がっている。
スポーツメディア『The Sporting News』では、3戦目の大谷の打撃成績を振り返っており、「日曜日のパフォーマンスは、オオタニにとって今季初の1試合4安打と今季初の2本塁打となった。
さらに、スウィープを達成した3試合での内容についても、「球界屈指のチームとの素晴らしいシリーズを締めくくる印象的なプレーだった。オオタニはシリーズで、8安打、5得点、6打点、2四球、2三振、3本塁打で終えた。三振は本塁打より少なかった」として、それぞれ圧巻のスタッツを列挙。
加えて、打率や本塁打でリーグトップに立つ現在の成績にも触れながら、「もし彼がこのままラインナップに定着していけば、ドジャースが快進撃を続けるだけでなく、 オオタニは今シーズン投手として登板しないにもかかわらず、3度目のMVP候補に加わることになるだろう。なんという選手だろうか」と今後の活躍を見通している。
この3連戦で大谷はホームランキングとして、ファンの期待に十分に応えるバッティングを披露した。そして、人々を魅了する天井知らずのパフォーマンスは、この先もまだまだ続いていく。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]