大谷が1試合2本塁打と圧巻の打棒を披露した(C)Getty Images

 メジャーリーグ機構(MLB)は5月6日(日本時間7日)、4月29日(同30日)から5月5日(同6日)期間の週間MVPを発表し、ナ・リーグではドジャース・大谷翔平が受賞した。通算8度目の受賞で、ドジャース移籍後は初となった。

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 大谷は同期間で5試合に出場。21打数11安打で打率.524、3本塁打、7打点、出塁率.583、長打率.952、OPS1.536をマーク。週間MVPの受賞はエンゼルス時代の昨年7月30日(同31日)以来自身8度目。ナ・リーグでは初受賞となった。

 新天地でも快進撃を続けている。開幕直後に一時不振もありながら、あっという間に盛り返した。

 特に5日(同6日)、本拠地のブレーブス戦で放った1試合2発は状態の良さを感じさせた。初回無死一塁の場面ではカーブを捉えて、バックスクリーンへ先制の9号2ランを放つと、2発目となる8回先頭に放った10号は、相手の直球を捉え打球速度110・6マイル(約178キロ)、飛距離464フィート(約141メートル)と今季最長、自身でも3番目となる圧巻の特大弾となった。

 衝撃の1発には指揮官のロバーツ監督も「左打者がセンターのあの深いところまで飛ばしたのを見たことがない、ほかの打者でも見たことがない」と驚嘆するほど。本人も自画自賛するほどの納得のアーチとなりチームも快勝。好調をキープしている。 

 また日本勢での両リーグ受賞は野茂英雄、イチローに続き3人目となっている。

 5月初旬で打率、本塁打ともにメジャートップに立つ快進撃を続ける背番号17から引き続き、目が離せそうにない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]