ダルビッシュ有が今季2勝目を挙げて日米通算200勝まであと「2」となった(C)Getty Images

 パドレスのダルビッシュ有が現地時間5月6日(日本時間7日)の敵地リグリー・フィールドでのカブス戦に今季7度目の先発登板。5回3安打無失点、5奪三振の好投で2勝目を挙げた。

これで日米通算198勝となり、節目の200勝まであと「2」と迫った。

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 ダルビッシュは初回、先頭のニコ・ホーナーにいきなり二塁打を浴びてしまうが、2番のマイク・トークマンを二ゴロ、走者はその間に三塁へ進塁したが3番のイアン・ハップを152キロのストレートで空振り三振に切って取ると、クリストファー・モレルは三ゴロに打ち取って無失点で切り抜ける。

 現地メディア『Devine Sports Gospel』は、ダルビッシュがピンチを切り抜けて絶叫する映像を添えながら「We Love Yu(ユウ大好き)」と投稿した。

 4回は四球のあとで二盗を決められ無死二塁のピンチを招くも、マイケル・ブッシュを151キロのストレートで空振り三振、続くダンスビー・スワンソンは142キロのスライダーで空振り三振に切って取り、ニック・マドリガルは二ゴロに抑えてこの回も無失点で終えた。

 投球分析家のロブ・フリードマン氏は自身のXで、ダルビッシュがスワンソンから空振り三振を奪ったシーンについて「ユウ・ダルビッシュ、88マイル(142キロ)のエグいスライダー」と、低めにキレ味鋭いスライダーを投じた映像を添えて絶賛した。

 ダルビッシュは勝ち投手の権利がかかった5回を三者凡退に抑えると、直後の6回に味方が一挙に6点を先制してくれて6-0となり、その裏はリリーフの松井裕樹にバトンを託した。

ダルビッシュと松井の初めての日本人リレーが実現した。

 その松井がいきなり四球と暴投があって一死二塁と得点圏に走者を置くと、モレルに2ランを浴びてしまって6-2。5番のブッシュは空振り三振で二死となったところで、エニエル・デロスサントスにスイッチした。そのデロスサントスは四球を出しながらも、ニック・マドリガルを見逃し三振に抑えて無失点で終えた。

 7回にもカブスに1点を加えられて6-3と3点差となったが、そのまま逃げ切り、チームは6-3で勝利した。

 首の張りで一時は負傷者リスト入りしていたダルビッシュだが、4月30日のレッズ戦で復帰して5回3安打無失点で今季初勝利を挙げていた。

今季2勝目で防御率も2点台の「2.94」となり、今後も順調に白星を積み重ねてもらいたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]