過剰な飲酒は受診科目の垣根を越える。

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 不健康のもとは慢性的な生活習慣に潜んでいるだけではない。

確かに、限度を超えた飲酒は血液を凝固~血管の血流悪化~心筋梗塞や脳梗塞等の原因です。(※1)
このような体内で起こる病気の他に、怪我,外傷も健康的な生活を奪ってしまいます。

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先日介護施設の送迎で信号待ちしていました。何気なく外の様子を見ていたら、1歳くらいの赤ちゃんがおぼつかない足取りでヨチヨチ歩きしていました。赤ちゃんって、自分の力だけで立ち上がれたら、「ほら、立っちできたよ。」と言わんばかりに微笑むと思いませんか?子どもが純粋に喜んでいるあの笑顔に釣られて、見守る側も思わず顔がほころびますよね。自力で歩けるようになると歩みを止めません。

歩を進めることに夢中になります。けど未熟にもからだのバランスを崩して転んでしまう。幼児が「歩き」を習熟するためには避けて通れないケアレスミスです。当然転べば地面に手を突きます。それを見ていた大人が手の汚れを「ばっちい、ばっちい!」と赤ちゃん言葉で唱えながら、手のひらに付いた汚れを払って上げます。良くしたもので、何回かそのフォローを繰り返してもらうと、転んだあとの動作として赤ちゃんの頭にインプットされる。
そのうち自分自身で両手に付いた土や砂利を“パチパチ”払うようになります。

加熱式たばこを吸って吐き出す、あの白い気体(蒸気)。やっぱり紙巻きたばこの「煙」と同じに思えてしまうのは、私だけでしょうか?物価高騰で一部の加熱式たばこも再値上げされます。(※1)たばこ銭を別の値上げ商品に当てた方が賢いかも知れない。

ヘッドライトの照射距離を比べてみると、ロービームは約40メートル、ハイビームは約100メートルです。黒っぽい服装だと視認できる距離に影響を及ぼします。

暗闇の中であっと思っても手遅れとなる。徐行していない限り、咄嗟にブレーキを掛けても直ぐには停車できません。

ちなみにハイビームを多用してはいけませんよね。ハイビームを浴びた人は眩しいのです。対向車が来たら、お互いのライトが重なって目の前が真っ白になってしまう。(蒸発現象)
前を行く車だって、バックミラーで光が反射して運転に支障を来します。

(*2)

道のド真ん中で泥酔者が眠り込んでいることも多いとは、今回受講した教官の弁。車と車の間から千鳥足で酔っぱらいが現れるかも。過剰な飲酒は内臓疾患の要因だけではありません。
“けがのもと” でもあると納得しました。

完全に運転者に責任がある場合は別です。けがを負ってしまった状況によって、不慮の事故なのかどうか??交通事故はお互いのエゴ・自我によって引き起こされる場合が多い。

事故当時の状況を尋ねてみると「お酒を飲んだあとに・・・」が前置きにあったりする。

お酒は強引さを助長します。だから “ぶつかる” のです。アルコールは注意力,判断力など認知力全体を減衰させてしまいます。
何といっても、生活習慣病とけがの原因には、程度を超えた飲酒もあるのです。

限られた貴重な時間の浪費を思えば、お酒による失敗だって防止しなくなりませんか!?
健康的な生活習慣の改善になぞらえた言い方をするなら、“予防” することがたいせつです。

【出典】
(※1)健検公式テキスト増補改訂第2版 良い飲酒、悪い飲酒
(※2)全日本交通安全協会編集・発行 わかる 身につく 交通教本

[文:健康わくわくサイト]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

株式会社SOily 代表取締役 岡本 頼幸

飲酒運転ならぬ飲酒歩行で起こること
岡本 頼幸

幼少時代から生命の不思議に取り付かれてきました。
生体の分化発生の不思議を研究 ~ 免疫検査を通しての患者様への想い ~ 医療・健康機器のユーザー様から頂いた奉仕の心・・・。
これらのことから医療・健康の大切さを、長年にわたって実感して参りました。
今、予防医療というポピュレーションストラテジーが重要になっています。
更に「競技スポーツ」に「健康スポーツ」という親しみ易い概念も取り入れようとしています。
みなさまが人生の目的を達成するために大切な、「健康」についてのトレヴィアをお届けしたいと思っています。
みなさまの目となり耳となりそして足となって得た豆知識を、私の経験を交えてできるだけ分かり易くお伝えできれば幸いです。