さまざまな功績を米球界で残してきたイチロー氏。(C)Getty Images
さまざまな裏話が次々と明るみになっている。
時の人となったのは、去る1月21日に2025年の米野球殿堂入りを果たしたイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)だ。惜しくも満票選出は逃したが、有資格1年目ながら得票率は99.7%での殿堂入りはまさしく快挙であった。
【動画】衝撃の「爆肩」 イチロー氏が現役時代に見せたレーザービームをチェック
日米通算4367安打をはじめ、いまだ破られぬ年間262安打など、ありとあらゆる功績を球史に刻んできた。その中で現役時代に対峙したライバルたちには、イチロー氏との色褪せない“思い出”がある。米YouTubeチャンネル『Foul Territory』に出演するAJ・ピアジンスキー氏も、間近で天才ぶりを目の当たりにしてきた一人だ。
強打の名捕手として名を馳せたピアジンスキー氏は、「イチローと初めて対戦した時、『こいつはいったい何者だ』って思わされた」とマスク越しに見つめた天才のエピソードを語った。
「当時の芝はちょっと古い芝でね。変に弾む人工芝みたいな芝だったんだ。だからショートをめちゃくちゃ浅く守らせたんだ。彼のスピードを警戒していたからね。でも、内野ゴロを打ったイチローは3バウンドした頃にはセーフになっていたんだよ。信じられなかった。
さらに「彼は本当に凄い選手だった」としみじみと語るピアジンスキー氏。彼もMLB通算2043安打、188本塁打を残した名手だが、対戦相手としてのイチロー氏は「本当にありえない」存在だったようだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]