キムはマイナーで研鑽を積んで這い上がる(C)Getty Images

 “韓国の逸材”と呼ばれ、開幕メジャーが期待されていたドジャースのキム・ヘソンのマイナー降格が決まった。

 3月18日、19日に日本で行われる開幕戦を控えるドジャースだが、31人の開幕ロースターにキムは加わることはできなかった。

韓国メディア『OSEN』もこれに反応し、キムについて「メジャーリーグの高い壁を実感し、3Aでシーズンを迎える」と伝えた。

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 キムはドジャースとポスティングシステムを利用して3年1250万ドル(約18億8500万円)で契約合意。これまで韓国の「ゴールデングラブ賞」を4年連続で受賞し、昨季は127試合で打率.326、11本塁打、75打点、30盗塁の好成績をマークした。

 メジャーでも守備は高い評価を得たものの、打撃面で苦しんだ。今春のオープン戦では29打数で打率.207、1本塁打、OPS.613、11三振という結果に終わった。メジャーの投手の速球、変化球に対応するため、打撃フォームの修正を試みたが「短期間ですぐに成果を出すことは難しかった」と記した。

 それでも、3Aで確実に打席数を増やす方が調整はしやすく、「今の状態で開幕ロースターに入ってもバックアップで1、2打席で結果を出さなければならない」と、マイナーで研鑽を積んだ方が得策と見ている。

 26歳は打撃に磨きをかけ、早期のメジャー昇格を果たすことができるか。少し遅れをとったものの、韓国メディアも今後の活躍に大きく注目している。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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