Q:テニス肘(上腕骨外側上顆炎)について。
数週間前から右腕が痛くて、
伸ばす・曲げるの動作、肘を伸ばした状態での指を伸ばす動き、手に力を入れると痛みます。
肘を伸ばした状態で、350ml缶が持てません。
肘を伸ばした状態での手首の動作には痛みを感じません。
テニス肘だと病院で診断をうけました。
湿布や痛み止め、テニス肘用の固定バンドを渡され使っていますが痛い状態は、緩和されません。
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腕に負担をかけないよう、仕事も休んでいます。
最近では右の前腕が全体的(特に尺骨付近)に腫れています。
見てわかるほど手首が腫れています。
肘頭付近(曲げた時にくぼむところ)の骨を押すと痛みがあります。
教わったストレッチをやっても全く痛みもひかないし、むしろ悪化している感じです。
医師からの回答
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は、症状が軽ければ安静にして、痛みの出る動作を控えることで症状が回復することもあります。
時々、痛みが強くなり、軽い動きやものを持つだけで強い痛みを感じることもあります。
通常テニス肘は、痛み止めや湿布と安静で対処しますが、症状が強い場合は、効かないこともあると思います。
明らかに見た目で腫れている症状は、強い炎症を起こしていると思います。
前腕の方まで炎症が広がることもありますが、発熱症状があるような場合は感染(蜂窩織炎ほうかしきえん)の疑いも考えられます。
ですが、ここ数週間という経過を考えると、テニス肘だと思います。
強い痛みが続く場合は、治療方法として、肘の外側に局所麻酔薬とステロイドの注射をすることがありますが、ステロイドにより腱が弱くなることがあるので、継続することはおすすめできません。
炎症を起こし、神経が興奮して過敏な状態になっているので炎症をおさえるにはカテーテル治療をおすすめします。
[文:オクノクリニック | モヤモヤ血管による慢性痛治療]
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