脳は、人間の活動のほとんどをコントロールしている司令塔です。

それがうまく働かなければ、精神活動も身体活動もスムーズに運ばなくなります。


「認知症」とは、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったりしたためにさまざまな障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態のことを言います。

厚生労働省の発表によると認知症は年々増加しており、2025年の認知症患者は700万人を超えるとの推計値が発表されました。

【関連記事】美人女医が語る~過度な筋トレは腎臓に危険!?負担を減らすために注意すべき3つのポイントとは

認知症の予防には生活習慣を正しくすることが関係しています。

① アルツハイマー型認知症の原因になるアミロイドβ蛋白は、発症の25年も前から溜まりだすというデータがあります。

高齢期が65歳だとすると、早い人で40歳から溜まってしまう事になります。

アミロイドβ蛋白とインスリンに関係がある事がわかっていますので、糖尿病にならないよう早くから注意が必要です。

② 運動が出来るのであればその方が良いですが、途中で挫折しないよう長く続ける事が大事です。

食べてすぐ横になって寝るなどの生活であるならそれを改善し、日常生活で動く事を意識するようにしてみてください。

また喫煙は出来るだけ控えましょう。

喫煙は動脈硬化になる危険性が大きいので、認知症の発症リスクも高くなります。

ストレスを溜めない生活を送ることも重要です。

ストレスから暴飲暴食になったり、睡眠不足になったり、睡眠不足もまた認知症と関係があるとされています。


夜更かしし過ぎないで早く寝る習慣をつけましょう。

③ 生活習慣病を疑われても、治療せず放置する人が多いという事がいろんなデータから分かっています。

しかし治療も受けず、生活習慣も改善しなければ、良くなるはずがありません。

自分が、将来がんなどになるかもしれないと考える人は多いのですが、認知症になるかもしれないと思う人は以外に少ないものです。

自分だけは大丈夫という思いだけでは、予防する事は出来ません。

生活習慣病にならないよう生活を見直し、もし病気になったとしても、きっちり治療をする事が認知症の予防に繋がります。

検査をしてご自身の数値を知ることで日常生活を改善していくことができますが、数値を知らなければ身体の中で異常が起きつつあることに気付くことができません。

検査をしたところ、基準値より高い数値があったので生活習慣を見直したところ、少しずつ基準値へ近づいているという方も多くいます。

もし気付かずそのままの生活を続けていたら、脳梗塞や心筋梗塞で倒れていたかもしれません。

根拠のない大丈夫がいかに危ないのかを理解し、自分の数値を知ったうえで、今の自分の健康状態に合わせた予防を行なっていきましょう!

[文:銀座血液検査ラボ -ketsuken-]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

編集部おすすめ