GWまで約1ヵ月。都内近郊の方は、春休みやGWに静岡への日帰り旅行などを計画している人も多いのではないだろうか。

そこで静岡県が発表した「春を感じる絶景スポット」を紹介。今年世界遺産登録10年を迎える“富士山”と、見頃を迎える“桜”のコラボレーションなど、一度は見てみたい絶景ばかりだ。

■「花の都しずおか」の絶景スポット

 今回紹介するのは、花の生産で全国トップクラスを誇る「花の都しずおか」の春を感じる絶景スポット6選。

 まずは、富士市の龍巌淵(りゅうがんぶち)。潤井川にかかる龍巌橋では、左岸250mに渡って桜並木があり、滝戸橋からは桜と潤井川、そして富士山を見ることができる絶好のスポットだ。

 次に紹介するのは、富士宮市の富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)。
全国1300余の浅間大社の総本宮で、浅間大社のご神木が桜であるため、境内にはシダレザクラ、ソメイヨシノなど約500本の桜が植えられている。

 また、浜松市の浜松城もおすすめ。天守閣の下に、日本庭園や芝生広場などが広がり、天守閣周辺の桜が見事なことでも有名なこの公園では、ソメイヨシノのほか、シダレザクラやヤマザクラなど約360本が植栽され、天守閣や石垣と見事に調和して、美しい景色を楽しむことができる。


■新茶の季節ならではの絶景スポットも

 三島市街地に位置する三嶋大社(みしまたいしゃ)は、伊豆国一宮として古くからこの地域の崇敬を集めており、源頼朝とゆかりが深いことでも知られているスポット。2月の寒桜を皮切りに境内にある15種200本の桜が次々に咲き始め、春には参道にはソメイヨシノや三島桜が連なり、神池の周りを取り囲むようにシダレザクラが咲き誇る。

 次は、島田市にある山間の茶畑にそびえる一本桜。
幹周423m、樹高20m、樹齢推定300年以上のエドヒガンという樹種の桜で「牛代の水目桜(うしんしろのみずめざくら)」の愛称で親しまれており、市天然記念物に指定されている。

 最後に紹介するのは、富士山に駿河湾、伊豆半島までも望むビュースポットとして知られている、静岡市にある日本平(にほんだいら)。茶摘みは例年4月下旬から始まり、 5月までの新芽が1番茶と呼ばれる茶葉となっている。

 現在静岡県では、全国旅行支援「今こそしずおか元気旅」キャンペーンを実施中。桜だけではなく、チューリップや藤、ネモフィラなど様々な種類の花を楽しめる静岡で、春を感じてみてはいかがだろうか。