不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」は、「JR東日本管内の乗車人員20万人以上の駅における家賃相場が安い駅ランキング」を発表。1位には埼玉にある大宮駅が選ばれた。



■アクセスに便利な駅がトップ3に

 今回発表されたのは、JR東日本の「『2022年度駅別乗車人員』ベスト100」をもとに1日平均20万以上が乗車する駅を選出し、2022年7月~2023年6月の期間、「LIFULL HOME’S」に掲載された築40年以内、駅徒歩20分以内、専有面積15平米以上40平米未満の賃貸物件を対象に、管理費を含む月額賃料から中央値を算出しランキング化したもの。

 1位に輝いたのは、家賃相場7.4万円の大宮駅。京浜東北・根岸線や埼京線、湘南新宿ラインなどの在来線に加えて、東北、上越、北陸3線の新幹線が利用可能な埼玉県内で最も大きな駅で、商業施設、お寺&神社、公園などが充実しているのもポイントだ。

 続く2位には、東海道本線やみなとみらい線など11路線の利用が可能な神奈川最大のターミナル駅・横浜駅(家賃相場8.6万円)が選出。次いで3位には、JR線だけでなく西武池袋線や東武東上線など9路線の利用が可能な東京・池袋駅(家賃相場9.7万円)がランクインした。

■家賃相場が高いのは恵比寿駅と新橋駅

 また、同じ条件で乗車人員が10万人以上20万未満の駅における家賃相場が安い駅もランキング化したところ、1位は柏駅(家賃相場6.25万円)、2位は西船橋駅(家賃相場6.9万円)、3位には船橋駅(家賃相場7.0万円)と、千葉の駅が上位を占めた。


 さらに、家賃相場が高い順で見てみると、最も家賃相場が高い駅は家賃相場12.9万円の恵比寿駅と新橋駅。山手線沿線の有楽町駅、浜松町、田町駅が続き、上位全てが東京の駅という結果となった。

【「JR東日本管内の乗車人員20万人以上の駅における家賃相場が安い駅ランキング」概要】
調査期間:2022年7月~2023年6月
調査対象駅:JR東日本「『2022年度駅別乗車人員』ベスト100」の駅
調査対象物件:「LIFULL HOME’S」に掲載された築40年以内、駅徒歩20分以内、専有面積15平米以上40平米未満の賃貸物件