来月フジテレビを退社する久慈暁子アナウンサーが、明日26日放送の『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)をもって同番組を卒業。昨年4月から2代目アシスタントを務めてきた久慈アナが、さんま向上長の隣で1年間鍛え上げてきた“お笑いエデュケーション”の成果を、明日の放送で発揮する。



【写真】「鬼越トマホークさんがいなくてホッとしました」4月末に退社する久慈暁子アナ

 最後の番組収録が始まると、いきなり“向上長”であるさんまから、今の気持ちを聞かれた久慈アナは、「やっぱりさみしいです」と特別な思いを打ち明ける一方、「出演者の欄を見て、鬼越トマホークさんがいなくてホッとしました」(※久慈アナは2月の放送で鬼越の“ケンカ芸”に巻き込まれ、毒舌に涙してしまった)と返すなど、早速これまでに培った“お笑いエデュケーション”の成果を見せつける。

 さんまから「最後の司会っぷりを見せてもらいましょうか」と言われ、久慈アナもはじける笑顔で進行を進めていく。しかし、収録が終盤にさしかかると、なんと、さんまから久慈アナに最後の指導が。お笑い芸人たちがスタジオの中央に出てきて、「閉店ガラガラ!」を合図に、ネタを披露し合う番組の恒例コーナー「SURVIVAL TIME」。今回はさんまから久慈アナが「最後のあいさつは“閉店ガラガラ”や!」とまさかの“ネタ振り”を受けることに。

 久慈アナは急な“笑いのパス”に、最初は嫌がるそぶりを見せながらも、意を決してスタジオの中央へと進んでいくと、とまどいながらも久慈ワールド全開のネタを全力で披露。やりきった後にはスタジオ全体からの拍手がわき起こり、久慈アナの目から思わず涙がこぼれる。さんまも「最後の千本ノックや」と話すなど、最後の最後まで最高級のお笑い直接指導を受けた久慈アナだった。

 そんな久慈アナにとって最終回となる今回の収録では、前回に引き続き昨年末の『THE W』(日本テレビ系)で優勝し、今勢いに乗る若手芸人のオダウエダの2人が登場。スタジオの芸人たちによって次々に暴かれる大会の裏話に、オダウエダの2人もタジタジに。すると、本来『THE W』でやりたかったという秘密のネタをなぜか披露することに。

 さらにゲスト芸人に、愛のあるクレームを言いにやってくる“愛のクレーマー芸人”として岡野陽一チャンス大城が登場。
自らを“地下芸人”と称す彼らのクセの強いネタにスタジオは大盛り上がり。話の脱線あり、熱唱タイムありのやりたい放題が繰り広げられる。

 久慈暁子アナが卒業する『さんまのお笑い向上委員会』はフジテレビ系にて26日23時放送。

2代目アシスタントとして最後の『お笑い向上委員会』収録を終えた久慈暁子アナインタビュー

◆ 最後の向上委員会の収録を終えて

「今までの収録のなかで、時間の流れが一番早かった気がしています。私にとって向上委員会は、毎回収録が楽しく、すごく居心地のいい場所でした!最初は緊張ばかりしていましたが、気付けば純粋に“面白いな”って思えるようになっていました。また、芸人さんがネタを披露するときにスタジオの中央に立つのですが、今回その場所に初めて立たせて頂いたんです。そこに流れる空気というのが私にはとにかく怖くて…改めて芸人さんたちのすごさを感じました!」

◆ “向上長”から教わったこと

「さんまさんからは、“瞬発力”を教えて頂きました。面白くなかったとしても、何か言葉を返すことによって、お笑いのプロの皆さんが拾ってくださり、それを面白くしてくれるんです。とにかく言葉を返すっていうことがすごく大事なんだ、ということをここで学びました。それに、今回、最後の最後で“ネタをやってみよう!”という流れになったんです。以前の私だったらできなかったはずが、さんまさんのおかげで、“何かやらなきゃ!”と思って、間違いながらもトライすることができました!」

◆ 視聴者の皆さんにメッセージ

「この番組での私の立ち位置は、番組をご覧になっている皆さんと一緒に笑ったり、反応したりするような、“視聴者に一番近い存在”だったのかなと感じています。最後の放送もぜひ一緒に番組を楽しんで頂けたらうれしいです。
一年間、本当にお世話になりました!」

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