俳優の渡辺大知が主演する7月5日スタートのドラマ『ロマンス暴風域』(MBS、TBS)の追加キャストとして、内田理央の出演が発表された。併せてポスタービジュアルも解禁。

オープニング主題歌は和ぬか「ラブの逃走」、エンディング主題歌はパスピエ「4×4」に決まった。

【写真】渡辺大知主演『ロマンス暴風域』に出演する内田理央

 本作は、アラサー男性と風俗嬢の運命の恋とその後を描いた鳥飼茜の同名漫画を実写ドラマ化。

 主人公は、私立高校で非正規美術講師として働く佐藤民生(渡辺)、34歳。非モテの人生を歩む自分にコンプレックスを抱えながら生きていたが、ある日、ふと入った風俗店で出会った女性・せりか(工藤遥)に一目ぼれ。お金や肩書など関係ない“運命の出会い"を感じ、店に通いつめるようになる。客と風俗嬢という関係から始まった民生の恋。
せりかとの関係は徐々に接近していき、念願の恋人同士の”ような”関係になるも、せりかとの恋は民生に容赦なく現実を突きつけていく。

 そして、ある出来事がきっかけで、失意のどん底にいた民生が出会った、激安ヘルスに勤務する風俗嬢・なっちゃん(小野花梨)。「この人生ですれ違う女たちの中に、僕と愛し合うために生まれてきた運命の人はいるのだろうか」。目を背けることのできない現実に惑う民生が求める、真実の愛とは何か―。

 内田理央が演じるのは、風俗嬢・せりかにのめり込んでいく民生を心配し、度々苦言を呈す美大時代からの友人・芝内理加。民生にとって芝内は、自分ができなかった“フツー”の恋愛をして結婚ができたという点で、“自分がそうなりたかった”存在。
そんな芝内に、風俗嬢との恋愛を“フツー”の価値観でとがめられ、衝突する2人。民生と芝内の会話の中にも心にグサッと刺さるセリフが満載だ。

 内田は「主人公が運命の人に溺れていく姿に胸がヒリヒリしました。自分とは違うのに、友達にもいないのに、こんなにリアルを感じるのは何故だろうと鳥飼茜さんの作品を読む度に思います。私はそんな主人公・サトミンの友人の芝内理加役で、この物語の登場人物の中では一番現実主義、そして一番幸せに近い人間な気がします。渡辺大知くんとの掛け合いを沢山楽しみたいと思います!」とコメントしている。


 ドラマイズム『ロマンス暴風域』は、7月5日より、MBSにて毎週火曜24時59分(初回は25時19分)、TBSにて毎週火曜25時28分(初回は25時50分)放送。

 内田、和ぬか、パスピエのコメント全文は以下の通り。

<コメント>

■内田理央

 主人公が運命の人に溺れていく姿に胸がヒリヒリしました。

 自分とは違うのに、友達にもいないのに、こんなにリアルを感じるのは何故だろうと鳥飼茜さんの作品を読む度に思います。

 私はそんな主人公・サトミンの友人の芝内理加役で、この物語の登場人物の中では一番現実主義、そして一番幸せに近い人間な気がします。渡辺大知くんとの掛け合いを沢山楽しみたいと思います!

■オープニング主題歌:和ぬか

 オープニング主題歌を担当させてもらえること、とても光栄に思います。
念願のテレビドラマ主題歌なので、これまでの活動を振り返ると感慨深いです。『ラブの逃走』の自分の中にある愛に対して「逃げ去って!」と叫ぶメッセージが、ドラマの世界観と呼応すると思うので、ぜひ両方を楽しんでもらえると嬉しいです。

■エンディング主題歌:パスピエ

 「4×4」というタイトルは、空間や時間の流れ、変化するリズムなど、一方向からでは切り取れない感情や感覚、様々なことを表しています。このドラマのストーリーや、一言では表せない各登場人物の心情など、複雑に揺れ動く様相に、最後楽曲が添えられたら嬉しく思います。