女優の橋本愛が主演する7月20日スタートのドラマ『家庭教師のトラコ』(日本テレビ系/毎週水曜22時)の主題歌が、森山直太朗の「茜(あかね)」に決まった。
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脚本・遊川和彦×プロデュース・大平太の『家政婦のミタ』コンビが今作で新たに描くのは、謎の家庭教師トラコが、年齢も抱えている問題もバラバラの3人の母親と3人の子供を救う個別指導式ヒューマンドラマ。
森山直太朗が遊川和彦×大平太作品に主題歌を提供するのは、約3年ぶり。両氏が2019年に手掛けたドラマ『同期のサクラ』から親交のあった森山に主題歌を熱烈にオファーし、今回の決定に至った。
オファーを受けた際、真っ先に森山の頭に浮かんだのが「茜」。5年前に森山が行った舞台公演の時に書いた、知る人ぞ知る幻の名曲であり、大切な人に思いを込めたロストバラードだ。森山本人の思い入れも強く、「いつか、この楽曲をレコーディングしてリリースしたい」と、その時をずっと待ち、温めていたという。
森山自身がドラマの台本を読み、さまざまに展開していく今作の主題歌として、壮大なストリングスアレンジによるサウンドに、不変的なテーマを込めた新たな歌詞による「茜」が完成。アレンジは劇伴作家の瀬川英史が務めた。
森山は「『茜』は大切な人に思いを馳せるロストバラードです。ずっと心にしたためていた楽曲。今回大平プロデューサーからお話をいただき、遊川さんの脚本を拝見させていただき『この曲しかない』と確信いたしました。この歌と改めて向き合う機会をいただけたことに感謝します。
主演の橋本は「物語の序章、トラコ自身の生い立ちや本性、思惑などは隠されたまま、彼女はずっと何かを"演じ"続けています。けれどこの曲は、彼女の内面に徹底的に寄り添ってくれています。なので最初はトラコとこの曲に、どこか距離感が生まれることになるのでしょうか。それから物語が進んでいくに連れ、その距離がどんどん縮まっていき、やがてトラコ自身とこの曲が一体化する…そんな関係性になるような気がしました」と話している。
新水曜ドラマ『家庭教師のトラコ』は、日本テレビ系にて7月20日より毎週水曜22時放送。
コメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■森山直太朗
「茜」は大切な人に思いを馳せるロストバラードです。ずっと心にしたためていた楽曲。今回大平プロデューサーからお話をいただき、遊川さんの脚本を拝見させていただき「この曲しかない」と確信いたしました。
橋本愛さんがどんな風にトラコを演ずるのか今からとってもたのしみです。この歌が物語を観る人作る人に少しでも寄り添うことを願っています。
■橋本愛
物語の序章、トラコ自身の生い立ちや本性、思惑などは隠されたまま、彼女はずっと何かを“演じ”続けています。
けれどこの曲は、彼女の内面に徹底的に寄り添ってくれています。
なので最初はトラコとこの曲に、どこか距離感が生まれることになるのでしょうか。
それから物語が進んでいくに連れ、その距離がどんどん縮まっていき、やがてトラコ自身とこの曲が一体化する…そんな関係性になるような気がしました。
早く最終回を見たくなりました。気が早いのですが…。笑
素敵な素敵な曲を、ありがとうございます。
■大平太プロデューサー
森山さんには、「同期のサクラ」という番組で楽曲を提供してもらいました。
主人公、サクラがどんなに辛くても自分を貫くシーンで曲が流れるとその心情を後押しするような世界観が作品をとても豊かなものにしてくれました。
今回、再び主題歌をお願いすると直太朗さん本人から電話をもらいました。
ドラマのテーマや主人公、トラコの背景を丁寧に聞いてくださり、快諾してくれました。
しばらくしてまたご本人から連絡があり「大平さんの話を聞いて、この曲が頭にうかんだんです」と聞かせてくれたのが「茜」です。
とても優しくて、どこか懐かしい直太朗さんの歌声は、
家族の愛を知らずに育ったトラコが、茜色に染まった空を見上げて母を想う姿にも、トラコのそばにいるのに思いを告げられない福多の気持ちにも寄り添うようで、僕の胸の深いところに染み渡りました。
このドラマと共に、直太朗さんの歌声が視聴者の皆さんに届く日が待ち遠しいです。