俳優の豊川悦司が主演する映画『仕掛人・藤枝梅安』二部作より、キャスト陣総出演のメインビジュアルと、『シン・ゴジラ』『シン・ウルトラマン』の監督・樋口真嗣が手がけた特報映像が解禁された。

【動画】豪華キャストが集結!『仕掛人・藤枝梅安』特報映像

 原作である池波正太郎の同名時代小説シリーズは累計発行部数600万部超えの大ヒットベストセラーで、これまで何度も映像化されてきた不朽のエンターテインメント作品。

主人公の藤枝梅安は腕の良いはり医者として人の命を救う顔と、生かしておいては人のためにならない悪を葬る仕掛人というふたつの顔を持つダークヒーローで、これまで緒形拳、田宮二郎、萬屋錦之介、小林桂樹、渡辺謙など、多くの名優が演じてきた。そして2023年、池波正太郎生誕100年という記念すべき年に、新たな「仕掛人・藤枝梅安」が誕生する。

 ビジュアルには、豊川ふんする藤枝梅安をはじめ、相棒の彦次郎を演じる片岡愛之助、梅安が唯一心を許す女性・おもん役の菅野美穂、梅安の身の周りの世話をするおせき役の高畑淳子、はりの師である恩人・津山悦堂役の小林薫らレギュラー陣に加え、第一作で本所両国の香具師の元締めであり蔓(つる)・羽沢の嘉兵衛を演じる柳葉敏郎、悲しき過去を背負う女性・おみの役の天海祐希、そして第二作でかつて彦次郎の妻子を死に追いやった浪人・井坂惣市役、その双子の兄・峯山又十郎役の一人二役を務める椎名桔平、梅安を狙う仕掛人・井上半十郎役の佐藤浩市が顔をそろえた。

 日本映画界きっての豪華キャストが一堂に会したビジュアルは、池波正太郎が描いた江戸の暗黒街、医師と殺し屋、善と悪という矛盾する顔を持つ仕掛人の内面や世界を象徴するような仕上がりになっている。キャッチコピー「時代劇、新時代。」も往年の名作の良さを生かしながら、まったく新しい時代劇の誕生を予感させる。

 本作の特報映像を手掛けるのは『シン・ゴジラ』で監督・特技監督、最新作『シン・ウルトラマン』で監督を務めた樋口真嗣。
斬新かつ“樋口真嗣イズム”がちりばめられた映像と、本編でも音楽を手掛ける川井憲次が書き下ろした新たな楽曲との相乗効果で、時代劇の域を越えて新たな表現軸で世に送り出す、まさに令和の時代の「新(シン)・時代劇」となっている。

 映画『仕掛人・藤枝梅安』二部作は、第一作が2023年2月3日、第二作が4月7日から連続公開。