女優の有村架純と俳優の中村倫也がダブル主演するドラマ『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』(TBS系/毎週金曜22時)の第5話(8月12日放送)に、中村梅雀と風吹ジュンがゲスト出演。自然豊かな町で悠々自適のセカンドライフをスタートさせたが、思わぬ悩みに直面するシニアを、ベテラン俳優の2人が演じる。



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 本作は、4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒パラリーガル・石子(有村)と1回で司法試験に合格した高卒の弁護士・羽男(中村)の“石羽コンビ”が、誰にでも起こり得る珍トラブルに挑む異色のリーガル・エンターテインメント。

 梅雀が演じるのは、塩崎(おいでやす小田)の叔父・重野義行。69歳の重野は2年前に母親を亡くし、自然豊かな実家で一人暮らしをしていたのだが、ある時から隣家の木の枝が自分の敷地内に伸びてきて、毛虫が大量発生して悩まされている。おいの塩崎に相談したことをきっかけに潮法律事務所の助言をあおぐことに。控えめな性格で、物事を強く言うことができない人物だ。

 一方、風吹が演じるのは、重野の隣家に1年前に引っ越して来た67歳の有森万寿江。万寿江も一人暮らしをしており、才色兼備で人当たりも良く、町内会のマドンナ的存在だ。自宅の木が重野に迷惑をかけていると聞いて枝を切ることを約束するが、後日、逆に重野のピアノ演奏の騒音被害を訴える。

 梅雀と風吹は、時代劇専門チャンネル『闇の狩人』(2014年)で息の合った夫婦を演じたが、今回はご近所トラブルに悩む当事者同士を演じる。最初は簡単に解決すると思われたが、なぜかこじれていくご近所トラブル。2人の間には法律では解決できない何かがある…?

 梅雀は「重野義行は小さな建設会社のエンジニアで、69歳の今日まで独身でした。おとなしい性格で、ひたすら仕事一筋に真面目に生きてきました。
自分自身の残り少ない人生に何を思ったか。この歳で味わう様々な初めての経験をどう受け止めたか。言葉少ない重野の内面の、凝縮された思い。とてもやり甲斐のある役だと思って演じました」とコメント。

 風吹は「万寿江は、どんなに年老いても魂は歳を取らない……そんな心ときめく、ちょっと乙女チックなおばあちゃんです。こういう人柄を演じてみると、考え方で人生も多幸感溢れることが学べますね」と話している。

 金曜ドラマ『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』は、TBS系にて毎週金曜22時放送。

※中村梅雀、風吹ジュンコメント全文は以下の通り

<中村梅雀>
最初に脚本を読んだ時、登場人物のキャラの面白さ、西田征史さんらしい楽しい展開にニンマリしました。現代社会によくある、けっこう重い題材も含まれていますね。

重野義行は小さな建設会社のエンジニアで、69歳の今日まで独身でした。おとなしい性格で、ひたすら仕事一筋に真面目に生きてきました。自分自身の残り少ない人生に何を思ったか。
この歳で味わう様々な初めての経験をどう受け止めたか。言葉少ない重野の内面の、凝縮された思い。

とてもやり甲斐のある役だと思って演じました。

<風吹ジュン>
些細な事でも法律が絡むと雪だるま式に大事になっていく、その構造がよく描かれた上手い脚本でした。興味深く面白いお話です。

有村架純さんと春に映画で共演した折『石子と羽男』への彼女の意気込みを感じておりましたので、期待は勿論! 再び共演が叶うなんて幸せです。梅雀さんともお久しぶり! とても楽しみにしておりました。

万寿江は、どんなに年老いても魂は歳を取らない……そんな心ときめく、ちょっと乙女チックなおばあちゃんです。こういう人柄を演じてみると、考え方で人生も多幸感溢れることが学べますね。

この夏も楽しいドラマが世の中に溢れていますが、この世界観は『石子と羽男』ならでは。人に優しいお話をどうぞこの夏の思い出に…♪

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