現在公開中のデヴィッド・O・ラッセル監督最新作『アムステルダム』より、主人公となる親友3人組を演じた、クリスチャン・ベール、マーゴット・ロビー、ジョン・デヴィッド・ワシントンとラッセル監督が、互いの魅力などを語る姿を収めた特別映像が解禁された。

【動画】コルセットで5cm縮めたクリスチャン・ベール、撮影現場の様子も 『アムステルダム』特別映像

 本作は1930年代のニューヨークを舞台に、世界の歴史を変えた衝撃的な陰謀を、“ほぼ”実話でユーモラスに描く歴史ミステリー。



 第一次世界大戦時の戦地で出会った、楽観主義なバート(クリスチャン・ベール)、しっかり者のハロルド(ジョン・デヴィッド・ワシントン)、負けん気が強い女性ヴァレリー(マーゴット・ロビー)。3人は、終戦後一緒に過ごしたアムステルダムの地で“何があってもお互いを守り合う”と誓い合い、固い友情で結ばれる。

 その後3人はニューヨークに戻り、バートは医師、ハロルドは法律の力で弱き者を助ける弁護士、ヴァレリーは生きる意味を込めた作品を生み出すアーティストとして活動していた。しかしある日彼らは殺人事件に巻き込まれ“容疑者”となってしまい、殺人の濡れ衣を晴らすためにとんでもない<ヤバい作戦>を思いつく。そして事件の真相に迫っていく中、世界を揺るがす巨大な陰謀へと巻き込まれてしまう―。

 今回解禁されたのは、主人公となる親友3人組を演じた、クリスチャン、マーゴット、ジョンとラッセル監督が、互いの魅力などを語る姿を、メイキングや本編映像などを交えながら収めた特別映像。


 撮影現場では、クリスチャンが「『黙ってろ』と言おうか?」と自ら台詞を提案する様子などが映し出されている。役に合わせて体重増減するなどストイックな役作りで知られるクリスチャンだが、本作でもその徹底した役作りは健在。戦争で怪我をしたバート役を演じるにあたり、コルセットで身長を約5cm縮めたという。

 そんなクリスチャンについて、ラッセル監督は「クリスチャンの演技は魔法のようだ。声や立ち姿まで徹底して役になりきる」と絶賛。ジョンも「クリスチャンの変身は見事だ。
普段の彼は姿を消してしまう。撮影中は一度も素顔を見なかった」と、感銘を受けた様子で語った。

 一方、クリストファー・ノーラン監督作『TENET テネット』で主演を務め大きな注目を集めたジョンについて、マーゴットは「ジョンとの撮影は本当に楽しいわ。彼は面白くて頭が切れて、他人に対してはとても優しいの。楽しかった」と人柄を称賛。さらにジョンが笑っているメイキング映像が映し出される中、ラッセル監督の「彼(ジョン)が笑うと太陽が輝くようだね」と語る姿が挟み込まれる。


 マーゴットが演じるミステリアスな芸術家ヴァレリーについて、ラッセル監督は「独立していて愛に生きる女性だ」と説明。難しい役どころを見事に演じたマーゴットを、ジョンは「役に対する取り組み方もすばらしい」と語り、「ベテラン俳優たちから学ぶ日々だ」と本作で豪華キャストたちからたくさんのことを学んだと明かした。

 主演の3人のほか、ラミ・マレック、ロバート・デ・ニーロ、テイラー・スウィフトなど豪華キャストが集結し、個性的なキャラクターを生き生きと演じている本作。ラッセル監督も「キャラクター作りは楽しかったよ。名優たちが演じてくれた」と自信たっぷりに語っている。

 映画『アムステルダム』は公開中。