木村拓哉が主演を務め、綾瀬はるかが共演する映画『レジェンド&バタフライ』より、メイキング&ロケ地写真5点が解禁された。

【写真】普通ではあり得ないロケーション! 『レジェンド&バタフライ』メイキング&ロケ地写真5点

 本作は、織田信長と濃姫の激動の人生を描く超大作。

主人公・織田信長役を木村拓哉。信長の正室・濃姫役を綾瀬はるかが務める。

 東映創立70周年記念作品として、異例となる大規模な製作スケールと、圧巻の映像世界で大きな話題を呼んでいる本作。スタッフに名を連ねたのは、“本物”を追求する、日本が誇るプロフェッショナルたち。

 監督は、大河ドラマ『龍馬伝』や映画『るろうに剣心』シリーズなどヒット作を生み出し続ける大友啓史。今回オファーを受けた大友は、時代劇を新たなステージに押し上げるべく、並々ならぬこだわりで取り組んだという。


 脚本は、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズや『コンフィデンスマンJP』シリーズの古沢良太が書き下した完全オリジナル。織田信長という、これまで何度も映像化された題材に濃姫の視点を加えることで、ひとりの人間としての織田信長、激動の時代を生きた男と女の物語を生み出した。

 撮影監督は、『影裏』(2020)で大友組に参加し、そのほかにも黒沢清、瀬々敬久、原田眞人、沖田修一、吉田大八といったそうそうたる監督との現場を経験してきた女性カメラマン・芦澤明子。そのほかにも大友監督常連組として、録音の湯脇房雄、音楽の佐藤直紀、美術の橋本創、編集の今井剛、照明の永田英則、といった映画賞などの受賞者も多数含んだプロフェッショナルが集結した。

 撮影は、「東映創立70周年記念映画に相応しい場を」との大友監督の想いから、できる限り“本物”を追求し、全国30ヵ所以上で敢行。そのほとんどが国宝や重要文化財だ。
比叡山延暦寺の焼き討ちのシーンを撮影したのは、国宝・朝光寺の本堂。ここが映画の撮影場所として使用されたのは、本作が初となる。

 ほかにも、世界遺産・仁和寺(宸殿・御室八十八ヶ所霊場)、同じく初のロケ地となった御寺の泉涌寺、国宝・彦根城、通常非公開の霊鑑寺、時代劇のメッカである隨心院や神護寺、篠山城、臨済宗建仁寺派妙光寺、明石城、国宝を有する高田本山・専修寺(安楽庵)などで撮影されている。これらの撮影場所は信長ゆかりの歴史を持つ場所も多く、主演の木村も「本物の空間でお芝居をさせていただくことで、織田信長という役を生きることができた」と後に語っている。

 本作はさらに、信長が幼少期を過ごし濃姫を迎え入れた城である那古野城や、標高329mの金華山に築かれた城である岐阜城の一部を超大規模オープンセットで作成。那古野城はその大規模なスケールに合わせて数百人の出演者が結集、躍動感あふれる映像が撮影された。


 岐阜城はその立地の険しさを表現するため、岩壁に囲まれた斜面を使って、岐阜城の一部を建立。岩肌を流れる滝をそのまま活用するなど、そこにある自然を最大限に活かし見事なセットを作り上げた。

 今回解禁された写真は、那古野城、朝光寺、仁和寺、岐阜城などを収めた5点。木村と綾瀬らが織りなす熱いドラマを彩る、本物にこだわり抜いたプロフェッショナルたちによる洗練された映像世界にも期待が高まる。

 映画『レジェンド&バタフライ』は、2023年1月27日より全国公開。