見上愛と青木柚がダブル主演するドラマ『往生際の意味を知れ!』が、MBS、TBSにて3月7日より放送されることが決まった。併せて、見上と青木の2ショットビジュアルが解禁されたほか、原作者の米代恭からドラマ化を記念したイラスト、原作のファンである麒麟の川島明とCreepy Nuts のDJ松永から祝福コメントも到着した。
【写真】『往生際の意味を知れ!』主演・見上愛のビジュアル公開
原作は、2020年2月から「週刊ビックコミックスピリッツ」で連載をスタートし、「次にくるマンガ大賞2021」のノミネートや、『アメトーーク!』のマンガ大好き芸人でも話題を呼んだ同名コミック。ドラマ『ムショぼけ』、映画『ジャパニーズスタイル』などのアベラヒデノブが監督を担い、ドラマ『ロマンス暴風域』、『シジュウカラ』などの開真理が脚本を手掛ける。
本作の主人公は、国民的エッセイ『星の三姉妹』の著者・日下部由紀を母に持つ謎多き美女・日下部日和と、7年前に別れた元カノ・日和のことが忘れられず、元カノ教の敬虔な信徒と化していたサラリーマン・市松海路。
“元カノと結婚したい”と公言するほどに、7年経った今でも日和との写真や映像を視聴することで自我を保っていた海路だったが、ある日落雷により自宅が全焼。思い出は灰となり、すべてを失った海路は拠り所をなくした絶望感から自殺を試みるが、まさにそのとき、日和から電話が来ることで人生が大きく変わっていく。
7年ぶりの再会を果たして復縁を夢見る海路が、日和からお願いされたのは「市松くんの精子が欲しい」という衝撃の一言だった。「お母さんの嘘を暴きたいの」と、日和が望む<妊娠>の裏に隠された本当の狙いとは。元カノ×元カレのアンモラルな恋は、「待てば海路の日和あり」となるのだろうか。
元カノ・日下部日和を演じるのは、映画『レジェンド&バタフライ』や主演ドラマ「liar」、JRAプロモーションキャラクターなどで知られる見上愛。原作者の米代恭が本作を描くにあたり、日和としてイメージしていたという、まさに至極のキャストが演じることとなった。そんな日和に振り回される元カレ・市松海路役には、映画『うみべの女の子』、NHK連続テレビ小説『カムカムエブリバディ』などの青木柚。NHKドラマ『きれいのくに』でも共演した次世代の実力派コンビが再びタッグを組み、禁断の実写化に挑む。
出演にあたり、見上は「"普通"の概念に当てはまる人が1人も出てこない!と、初めて原作を読んだ時に衝撃を受けました」とし、「妖艶さとアルカイックスマイルの裏に隠された、弱さや優しさを大切に演じられたらと思います」と意気込みを語る。一方、青木は「今まで共演を重ねた見上愛さんとだから生まれる、日和と海路として呼応できる安心や得られる刺激。自分と市松の距離を近づけてくれるのは、紛れもなく見上さんが演じる日和です」と、共に主演を務める見上に信頼を寄せた。
アベラ監督は「テレビドラマでここまでやっていいのか!? 俳優部とスタッフさんとの全員野球に驚嘆し震えています」、原作者の米代恭は「こんなトンチキなお話がまさかドラマになるとは思っていませんでした」とそれぞれコメント。
なお、数々のメディアで原作の魅力を紹介してきた川島明は「この作品の強烈なつかみであるあの第一話をどこまで実写化してくれるのか。ファンとして早くも期待と心配に満ち溢れております」、原作に共感の声を上げるなど“リアル主人公”として名高いDJ松永は、「こういう人間もいるかもよってことが色んな人達に知ってもらえるのではと思い、自分としても助かります。非常にめでたいです」とメッセージを寄せている。
ドラマイズム『往生際の意味を知れ!』は、3月7日よりMBSにて毎週火曜25時4分、TBSにて毎週火曜25時33分放送(第1・2話のみ5分押し)。
※キャストらのコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■見上愛(日下部日和役)
"普通"の概念に当てはまる人が1人も出てこない!と、初めて原作を読んだ時に衝撃を受けました。米代先生から託された大切な作品を、共演回数も多くとても信頼している青木柚さんや、素敵なキャスト、スタッフの皆様と創り上げられ光栄です。それと同時に、生半可な気持ちでは挑めない、日和という役に、日々悩み向き合いながら撮影をしています。
それぞれの信念が複雑に絡み合っていく、どうしようもなくて愛おしい人たちの物語を、是非一緒に見届けて頂けたら嬉しいです。
■青木柚(市松海路役)
市松海路役を演じます、青木柚です。突き抜けた愛情や、魅力的な可笑しさを持つ市松という人物を演じることができ、光栄に思います。今まで共演を重ねた見上愛さんとだから生まれる、日和と海路として呼応できる安心や得られる刺激。自分と市松の距離を近づけてくれるのは、紛れもなく見上さんが演じる日和です。何かに執着したり、誰かに必要とされたかったり。そんなめんどくさくも思える人間の心理を突き動かすのは、いつだって純粋でシンプルな感情なのではないかなと感じます。
一緒に感情をグラグラさせながら楽しんでください。
■アベラヒデノブ(監督)
3年続いた大殺界に焼け焦げてしまいそうな時に、己の運命など真っ向から無視し続け、雷のような愛を貫き通す究極の恋愛物語に出会えて心が震えています。テレビドラマでここまでやっていいのか!? 俳優部とスタッフさんとの全員野球に驚嘆し震えています。色々なドラマを監督してきましたがこんなにも毎シーン良い意味で息切れできる作品はありませんでした。
■米代恭(原作)
こんなトンチキなお話がまさかドラマになるとは思っていませんでした。ドラマ化の話があった当初から日和はこの人しかいないと思い、快く引き受けてくださった見上さん、市松の挙動っぷりを見事に演じて見せてくれた青木さん、そして監督、脚本、スタッフの方々の作品への愛に恐縮しながら皆様の元に届くのを楽しみにしています。
■麒麟・川島明
この作品の強烈なつかみであるあの第一話をどこまで実写化してくれるのか。ファンとして早くも期待と心配に満ち溢れております。このいびつな愛の形でもって日本の深夜にヒビが入ってくれますことを心より願います。
■Creepy Nuts・DJ松永
こういう人間もいるかもよってことが色んな人達に知ってもらえるのではと思い、自分としても助かります。非常にめでたいです。