小泉今日子がプロデュースと出演をする、大島真寿美原作の舞台『ピエタ』より、イラストレーターのメグ・ホソキが手掛けたメインビジュアルが解禁された。あわせて、石田ひかり峯村リエら出演者の集合ビジュアルも公開された。



【写真】小泉今日子、石田ひかり、峯村リエら 舞台『ピエタ』出演キャストビジュアル

 原作小説は、2019年直木賞を受賞した大島が史実を基に描いた作品。18世紀のヴェネツィアを舞台に作曲家ヴィヴァルディを取り巻く女性たちの姿を描き、2012年本屋大賞第3位に選ばれた。美しい音楽が流れるヴェネツィアで力強く運命と向き合った女たちのはかなくて切ない人間賛歌だ。脚本・演出はペヤンヌマキが務める。

 18世紀、らん熟の時を迎えた水の都ヴェネツィア。「四季」の作曲家ヴィヴァルディは、孤児を養育するピエタ慈善院で合奏・合唱の娘たちを指導していた。
ある日、教え子のエミーリアのもとに、恩師の訃報が届く。一枚の楽譜の謎に導かれ、物語の扉が開かれる―。

 このほど解禁されたメインビジュアルは、18世紀、水の都ヴェネツィア、ゴンドラに乗る女性たちが描かれている。ピエタで働く孤児のエミーリア、貴族の娘ヴェロニカ、高級娼婦クラウディアといった女性たちの心にいつしか芽生える友情は美しく尊い一条の光――そんな世界観をイラストレーターのメグ・ホソキが銅版画で表現した。

 あわせて公開されたキャストビジュアルは、小泉今日子、石田ひかり、峯村リエ、広岡由里子、伊勢志摩、橋本朗子、高野ゆらこ、向島ゆり子、会田桃子、江藤直子といった10名の女優陣が白い衣装に身を包み、正面を見据える姿をモノクロで切り取ったもの。物語の中で身分や立場の違う女性たちがどんな絆を紡いでいくのか、期待の高まる1枚となっている。


 asatte produce『ピエタ』は、東京・本多劇場にて7月27日~8月6日、富山・オーバード・ホール/中ホールにて8月19日~20日、岐阜・ぎふ清流文化プラザ長良川ホールにて8月26日上演。