女優の平祐奈が主演を務めるハートフルグルメドラマ『半熟ファミリア』が、BS松竹東急にて4月3日22時30分より放送されることが決定した。平は身寄りの無い姪と甥の母親代わりとして共に暮らす、明るく男勝りなヒロインを演じる。



【写真】食べることの大好きなライターを演じる平祐奈

 原作は、羽鳥まりえの漫画「半熟ファミリア 腹ペコ兄妹の熟成レシピ」(ぶんか社刊)。主人公のあかりと、その甥と姪という3人のチグハグな家族が、「熟成」をテーマにした温かみのある家庭料理が並ぶ食卓を囲み、お腹と心を満たして家族の絆を「熟成」させていく様を描く。3人のクスっと笑える日常と熟成料理を掛け合わせたハートフルグルメドラマとなっている。

 主人公の明るく男勝りで食べることが大好きなライター・筆谷あかり(ふでたに・あかり)を演じるのは、映画『奇跡』にてデビューし、2022年の映画『恋は光』では第44回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞した平祐奈。あかりは、施設に預けられていた姉の子どもの姪・楓子(かえでこ)と、父親は違うが同じく姉の子どもで父親を亡くし行くあてのなかった甥・朔太郎(さくたろう)を家に迎え、二人の母親代わりとして一緒に暮らしていく。平がこのチグハグな家族を元気いっぱいに明るく包み込むあかりを体当たりで演じ、新境地を見せる。


 平は、本作の台本を読んだ当時を振り返り「朔太郎、楓子、あかりのコミカルなやりとりが面白くほっこりして、自然と笑顔になれました。それぞれトラウマを抱えながらもこの3人なりの半熟な家族を築いていく過程も凄く魅力的で、いろんな角度から幸せを感じられる作品だと思います」とコメント。

 あかりについては「私は甥っ子姪っ子が沢山いるので、朔太郎、楓子との接し方はイメージしやすく、自宅に帰ると毎日ぬか床を回しているので、その部分はとても稀な共通点でした」と自身と共通点の多いキャラクターだと明かし、「一見明るく元気で能天気に見えますが、そこに隠した繊細さ、深い心情を掘り下げてあかりと向き合うことが凄く楽しく、凄く難しかったです。お母さん的立ち位置の役は初めてでしたが、その違和感もあかりそのものだったなと感じています」と役作りを振り返った。

 原作者の羽鳥まりえは、今回のドラマ化について「どの俳優さんもとても魅力的な方々で、生き生きと動くあかりや楓子、朔太郎、西園寺たちを見られるのが楽しみで仕方ありません。脚本もとても大切に作り上げてくださっているのが伝わってきました。
美味しい料理を通して喜怒哀楽が表われたり、絆が深まっていく温かい雰囲気が伝わればいいな~と思います」と語っている。

 月曜ドラマ『半熟ファミリア』は、BS松竹東急にて4月3日より毎週月曜22時30分放送。

※キャスト・原作者・プロデューサーコメント全文は以下の通り

<コメント全文>

■平祐奈(筆谷あかり役)

Q.本作の出演が決定した時の感想をお聞かせ下さい。

原作がとても素敵だったのでこの世界観に自分も入れると思うと嬉しく、この感動を私もしっかり届けたいと思いました。

Q.台本を読んでどう思いましたか?

朔太郎、楓子、あかりのコミカルなやりとりが面白くほっこりして、自然と笑顔になれました。それぞれトラウマを抱えながらもこの3人なりの半熟な家族を築いていく過程も凄く魅力的で、いろんな角度から幸せを感じられる作品だと思います。


Q.筆谷あかりはどんな人物ですか?また、ご自身との共通点はありますか?

共通点や共感出来ることが多く、精神的な役作りはそこまでしていなかったかもしれないです。私は甥っ子姪っ子が沢山いるので、朔太郎、楓子との接し方はイメージしやすく、自宅に帰ると毎日ぬか床を回しているので、その部分はとても稀な共通点でした。

Q.実際にあかり役を演じてみていかがでしたか。

一見明るく元気で能天気に見えますが、そこに隠した繊細さ、深い心情を掘り下げてあかりと向き合うことが凄く楽しく、凄く難しかったです。お母さん的立ち位置の役は初めてでしたが、その違和感もあかりそのものだったなと感じています。

Q.視聴者へメッセージを。


どんな凸凹な家族でもそれぞれの愛の形がありドラマがあります。この物語はリアルで共感性が高いと思うので、ストーリーを楽しみながら、見落としそうな小さな小さな幸せを一つでも見つけて頂けるキッカケになれたら幸いです。クスッと笑えるかと思いきやほろっと心が潤う、このドラマの味わい深ーい糠(ぬか)にどっぷりと浸かってください。

■羽鳥まりえ(原作)

この度、拙作「半熟ファミリア 腹ペコ兄妹の熟成レシピ」をドラマ化していただくことになりました!とても大切に描いた作品でしたからいつかまた自分の手で復活させようなんて思っておりましたが…まさかこのような素晴らしい機会に恵まれるとは…!

どの俳優さんもとても魅力的な方々で、生き生きと動くあかりや楓子、朔太郎、西園寺たちを見られるのが楽しみで仕方ありません。脚本もとても大切に作り上げてくださっているのが伝わってきました。関係者の皆様には心から感謝を申し上げます…!

美味しい料理を通して喜怒哀楽が表われたり、絆が深まっていく温かい雰囲気が伝わればいいな~と思います。
私自身もテレビの前で毎週楽しみにさせていただきます!皆さんもぜひ楽しんでくださいね!!

■大田貴史(プロデューサー/日テレ アックスオン)

最近、誰かとご飯食べていますか?ご飯なんて何でもいいやって思っていませんか?普段意識していないけど、ご飯の時間ってあとで思い出になるとても大事な瞬間だと思います。

親子の様で親子じゃない半熟状態の3人家族が、さまざまな騒動を通して本当の家族へと熟成していくこの物語。そのカギは毎回登場する愛情たっぷりの熟成料理!ご飯の時間が絆を育んでいきます。見終わったあとに心がポカポカ。食卓を囲むっていいな。そんな気持ちになれるドラマを届けられるよう、スタッフ一同がんばります!あっもちろん明日の献立の参考にもなります!