昨年12月31日をもって乃木坂46の活動を終了した齋藤飛鳥の卒業コンサートが5月17日、18日の2日間にわたり東京ドームで開催されることが、19日放送の『乃木坂工事中』(テレビ東京系/毎週日曜24時)のCM内で発表された。1人のメンバーの卒業コンサートとして、東京ドームで2日開催されるのはグループ初となり、まさに破格の規模となる。



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■東京ドーム5.5万人を2日間

 2022年12月31日の『第73回NHK紅白歌合戦』の出演を最後にグループでの活動を終えた齋藤。卒業コンサートは2023年内に行なうとだけアナウンスされていたが、3ヵ月以上にわたり詳細は明かされていなかった。その間、“最後の1期生”秋元真夏の卒業コンサートは2月26日に開催され、“最後の2期生”鈴木絢音の卒業セレモニーは3月28日に開催決定と、齋藤より後に卒業発表をしたメンバーの日程が決まるたびに、ファンの間では「飛鳥ちゃんの卒コン」がツイッターでトレンド入り。齋藤の卒業コンサートはまさに待ちに待たれていた。

 そして、ついに明かされた齋藤の卒コンは東京ドーム2DAYS。東京ドームの収容人数は5万5000人だ。
乃木坂46にとっては、2021年11月20日、21日開催の「真夏の全国ツアー2021 FINAL!」以来の東京ドーム公演となる。

 過去に乃木坂46が東京ドームで卒業イベントを行なったのは、この「真夏の全国ツアー2021 FINAL!」21日公演での高山一実の「卒業セレモニー」がある。ほかの坂道グループで見ると、昨年11月に櫻坂46の「2nd TOUR 2022“As you know?”」ツアーファイナルでキャプテン・菅井友香の「卒業セレモニー」が行われたが、いずれも全国ツアーの中での「卒業セレモニー」という位置づけだった。今回の齋藤のように単独の「卒業コンサート」として2日間開催するのはグループ初だ。

 なお、2020年5月5日~7日に計画されていた東京ドームでのライブをもって白石麻衣が卒業予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止に。幻となった。
白石はのち10月開催の配信ライブをもって卒業した。

 ほかに乃木坂46メンバーの「卒業コンサート」として開催された大規模なものとしては、2018年末に卒業し、翌年2月に「7th YEAR BIRTHDAY LIVE」最終日(2月24日)に開催された西野七瀬の卒業コンサートで、大阪・京セラドームで行われ、5万人を動員した。

■齋藤飛鳥が語っていた“卒コン前の心境”

 詳細についてはこれからだが、齋藤の卒コンが行われる5月には、3~5期生での新体制となっており、どのような内容になるのか注目されるところだ。2022年5月14日、15日に日産スタジアムで行われた「10th YEAR BIRTHDAY LIVE」に1期生の生駒里奈伊藤万理華(DAY1)、生田絵梨花、白石麻衣、高山一実、西野七瀬、松村沙友理(DAY2)がサプライズ出演したように、ファンの間では「卒業生の集結」を期待する声も多い。

 本人いわく、“現在唯一出演している”テレビ番組『ハマスカ放送部』(テレビ朝日系/毎週月曜24時15分)のYouTube限定公開の映像(3月7日公開)で、共演のハマ・オカモトに卒コン前の心境について聞かれていた齋藤は、2月開催の「11th YEAR BIRTHDAY LIVE」で観客の“声出し”が解禁されたことにふれ、「声出しができるようになったので、それは楽しみです」と語っていた。

 また、4月14日から公開される映画『サイド バイ サイド 隣にいる人』出演にあたり(本作は乃木坂46活動終了前に撮影)、「今後もそういうお仕事(演技の仕事)をされるんですかね?」と聞かれると、「なんでもいい…かなって…」と明言せず、彼女らしい回答。
卒業コンサート後の“本当の卒業後”についても気になるところだが、活動終了から約半年を経て、どのような乃木坂46としての最後の姿を見せるのか、期待したい。