映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズ最新作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』が、全米公開(5月5日)に先駆け、5月3日より日本公開となる。ガーディアンズのリーダー、ピーター・クイル/スター・ロードを演じるクリス・プラットは「クイルを演じることについて僕が感じた一番の魅力は、僕自身が持つ“ありのままのユーモア”を注ぎ込めることだよ」と、“ハマり役”につながった理由を語る。



【写真】リーダーとしてチームを率いる姿も最後? 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』場面カット

 これまで「ガーディアンズ」シリーズをはじめ、ピーター・クイルとして「アベンジャーズ」シリーズにも参加するほか、世界中で人気を誇る「ジュラシック・ワールド」シリーズでの主演や、ディズニーピクサー映画『2分の1の魔法』(2020)での声優、今後は注目作『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』でマリオ役を演じるなど、数多くの人気作で幅広い役柄を演じているクリス。

 中でもシリーズ1作目の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)から、およそ10年にわたり映画や配信作品を含め計7作品で演じているクイルは、地球生まれ銀河育ちのお調子者で、シリアスなシーンでも笑いに持っていく底抜けの明るさを持ったキャラクター。敵を出し抜く悪知恵と抜群の身体能力でクセ者ぞろいのチームを率いるが、チームのメンバーからもあしらわれてしまうようなおふざけ満載のユニークなリーダーで、ファンからは「クイルってクリプラにハマり役だよな…。作品の素晴らしさはもちろん、クリプラが魅力たっぷりにクイルを演じてくださって本当に感謝だよ…」「クリプラほどクイルに適した人間いなくない?ってくらいキャラが合ってて天才だよ…」など、絶賛の声が寄せられている。

 クリスはそんなクイルについて「クイルのユーモアは僕独自のものだよ。『ゼロ・ダーク・サーティ』の後、僕はコメディ的かつ肉体的なキャラクターを演じたいと思うようになっていたんだ。
そしてこの役柄は、ちょうどそれにピッタリな役柄だった。スター・ロードは、僕が自分の得意なことをベストな状態で演じるだけでいい。だからこそ僕にとってエキサイティングなんだ」と振り返る。

 これまでさまざまなシーンでユーモアを発揮し、「エンドゲーム」ではシリアスな最終決戦の場でも笑ってしまうような姿を魅せてきたクイルだが、特にこだわった役作りをしなくても、クリスが“ありのままの自分”でいることがファンからも愛されるクイルにつながっている。

 そして本作は、そんなクイルがリーダーとしてチームを率いる姿も最後かもしれない、《ガーディアンズ》が迎えるラスト・バトルが描かれた最終章。ガーディアンズの前に、銀河を完璧な世界に作り変えようとする最凶の敵が現れ、ロケットは“命の危機”にさらされてしまう。
これまで家族として共に旅をしてきたロケットの命を救うカギは、遺伝子改造によって現在の姿になったロケットの壮絶な過去にあった。

 シリーズを通して監督を務めてきたジェームズ・ガンは「キャストたちは皆、最終章に向けて自分を追い込んでいました。特にクリス・プラットがそうでした」と、いかにキャストらが真剣な思いを懸けて撮影に臨んでいたかを明かすと同時に、“ありのままの自分”で演じているクリスでさえ、これまでとは一線を画す姿勢で取り組んでいたことを告白している。

 映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』は、5月3日より全国公開。