松本潤が主演を務める大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合ほか)の第18回「真・三方ヶ原合戦」が14日に放送され、甲本雅裕演じる夏目広次が悲劇に見舞われ、さらに名前に関する謎が解明されると、ネット上には「感動的な伏線回収」「涙が止まらん」といった反響が巻き起こった。
【写真】久松長家(リリー・フランキー)と夏目広次(甲本雅裕) 『どうする家康』第18回「真・三方ヶ原合戦」場面カット
三方ヶ原で激突することになった徳川勢と武田勢。
家康の命を奪おうと大勢の敵兵が執拗に追ってくる。逃れるために軒下に身を隠した家康を助けに来たのは、長年に渡って家康に仕えながらも名前を覚えてもらえないでいた夏目広次だった。
広次は周囲に大勢の敵兵がいることを伝えると、家康に甲冑を脱ぐよう進言。広次の言葉の真意を理解した家臣たちは困惑する家康を取り押さえて力ずくで甲冑を脱がせる。
甲冑を付け替える広次を見ながら家康は、幼少期に弱い自分を慰めてくれた夏目吉信の姿を思い出す。家康は目を潤ませながら身代わりになることをやめるよう広次を説得。しかし広次には、幼少期の家康を守りきれず織田勢の人質にしてしまった後悔や、その事件を境に名前を吉信から広次へ改名した過去があったのだ。
広次は覚悟を決めた表情で「今度こそ、殿をお守りいたします」と約束。家康が今にも泣き出しそうな表情で「吉信! 駄目じゃ!」と引き止めると、広次は「殿が死ななければ、徳川は滅びませぬ!」と言い放ち、精一杯の笑顔で「殿はきっと…大丈夫」と家康を勇気付ける。そして広次は敵兵の前に出ると「徳川三河守家康はここにおるぞ~!」と名乗りを上げ、家康の身代わりとなるのだった…。
第1話から登場したものの、家康から頻繁に“広信”や“信広”などと名前を間違えられていた広次。