俳優の歌手活動といえば、近年では米津玄師プロデュースで「まちがいさがし」をリリースした菅田将暉が記憶に新しい。実は俳優活動のかたわら歌手としてCDデビューしている俳優は意外と多い。

今回は、実は歌手デビューしている人気俳優を紹介したい。

【写真】「実は“歌手デビュー”していた俳優」 モデル出身の人気俳優はアルバム『ABE』で歌手デビュー

阿部寛

 ドラマ『ドラゴン桜』シリーズ、『下町ロケット』シリーズ(ともにTBS系)など多くの主演ドラマがヒットし、日本を代表する俳優となった阿部寛。20代の頃は『MEN’S NON-NO』(集英社)のモデルとして活動していたことで知られるが、実は1988年に音楽アルバム、その名も『ABE』を発表し、歌手デビューも果たしている。演技では野太い声のイメージがある阿部だが、楽曲では高音でせつなげなヴォーカルも披露している。

オダギリジョー

 多くのイケメン俳優の登竜門となった「平成仮面ライダー」シリーズ第1作『仮面ライダークウガ』(テレビ朝日系)で主人公を演じてブレークしたオダギリジョー。実はオダギリも、2000年代には3枚のシングル、2枚のアルバムをリリースしている。また、2005年の映画『パッチギ!』ではザ・フォーク・クルセダーズの名曲「悲しくてやりきれない」をカバー。せつなげに歌い上げ、多くの観客に評価された。

佐藤健

 オダギリと同じ「平成仮面ライダー」シリーズ第8作『仮面ライダー電王』(同系)の主役に抜てきされ、その後若手トップ俳優にまで登りつめた佐藤健。実は俳優デビュー作となった2006年のドラマ『プリンセス・プリンセスD』(テレビ朝日系)で演じた「河野亨」名義でキャラクターソングを歌い、歌手デビューを果たしている。さらに『電王』の主人公「野上良太郎」名義としても4枚のCDで歌声を披露している。

江口洋介

 ドラマ『ひとつ屋根の下』(フジテレビ系)シリーズなど多くのヒット作に出演し、今なお活躍し続ける江口洋介。
1988年に「ガラスのバレイ」でCDデビューを果たしており、自ら作詞作曲を手掛けた7thシングル「愛は愛で」がヒット。しばらく音楽活動から遠ざかっていたが、2016年からライブ活動を再開している。今年4月には、音楽活動35周年を記念して全88曲のデジタル配信がスタートした。

唐沢寿明

 90年代にドラマ『愛という名のもとに』(フジテレビ系)でブレークし、ヒットドラマ『白い巨塔』(同系)に主演、映画『トイ・ストーリー』シリーズのウッディ役の吹き替えでもおなじみの唐沢寿明。実は1995年にドラマ『輝け隣太郎』(TBS系)の主題歌で、樹木希林さんとデュエットしたシングル「2人のすべて」でCDデビューしている。さらに同年にはアルバム『僕に出来ること』を発表。こちらは全曲、唐沢自らが作詞を担当しており、知られざる才能を発揮している。

斎藤工

 「セクシーな俳優」として人気の斎藤工。昨年は主人公を演じた映画『シン・ウルトラマン』が話題になった。当初、2.5次元ミュージカルへの出演で脚光を浴びた斎藤は、出演した『テニスの王子様』の登場人物名義のCDで歌声を披露している。その後、2007年12月にインディーズ盤ミニアルバム『ココロノグルリ』をリリースし、さらに2011年8月にはシングル「燦々」でメジャーデビューも果たした。

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