本日6月23日に19歳の誕生日を迎えた女優・芦田愛菜。「天才子役」として3歳から活躍する彼女もついに“ラストティーン”。
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■『さよならぼくたちのようちえん』日本のテレビドラマ史上最年少で主演
2011年3月から放送された日本テレビ系列のテレビドラマ『さよならぼくたちのようちえん』。このドラマで主役を演じたのが、当時6歳だった芦田だ。
日本テレビは「史上最年少のドラマ主演」と大々的に宣伝。実際に6歳の子役がテレビドラマの主役に抜てきされたことはそれまでなく、現在も破られていない史上最年少記録とされている。
当然のことながら6歳の子役が主役として作品をけん引するには、相応の演技力と知名度が求められる。卓越した演技と人を惹(ひ)きつけるあどけなさの両方を兼ね備えた芦田だからこそ実現できた記録といえるだろう。
■『マルモのおきて』ゴールデン連続ドラマ史上最年少で主演
『さよならぼくたちのようちえん』でテレビドラマ史上最年少主演を果たした芦田は、勢いそのままにゴールデンタイムに進出する。
2011年4月から放送されたフジテレビ系ドラマ『マルモのおきて』で、6歳で史上最年少となるゴールデンタイムの連続ドラマに主演したのだ。
『マルモのおきて』は視聴率も好調で、連続ドラマ終了後続編が作られたほど。史上最年少連続ゴールデン出演ドラマを高視聴率で飾り、早くも女優としての実力を見せつけた。
■『紅白歌合戦』で史上最年少歌唱
毎年12月31日にNHKで放送される年末の風物詩、『NHK紅白歌合戦』。歌手・アーティストにとって、出演することが「栄誉」として語られることもある。
そんな『紅白歌合戦』にも芦田は歌手として2011年に7歳で出演している。『マルモのおきて』でコンビを組んだ鈴木福とのユニット「薫と友樹、たまにムック。」として、ドラマの主題歌だった「マル・マル・モリ・モリ!」をかわいらしく歌い踊った。
7歳での『紅白歌合戦』出演は、2008年に出演した大橋のぞみの9歳を下回る最年少記録に。歴史ある『紅白歌合戦』でも、芦田は最年少記録を樹立しているのだ。
■『まんぷく』朝ドラ史上最年少で全編ナレーションを担当
1961年度(昭和36年)から現在まで朝の時間帯に放送されているNHKの『連続テレビ小説』。芦田は2018年に放送された『まんぷく』で、史上最年少となる14歳で全編ナレーションを担当した。
ナレーションは演者に匹敵するほど作品にとって重要な役割といえる。そんな大役に14歳で抜てきされたことは、芦田の演技力や表現力が高く評価されていることの証明だ。
有名映画賞でも“最年少”受賞記録が!
■『うさぎドロップ』『阪急電車 片道15分の奇跡』でブルーリボン賞新人賞
1950年(昭和25年)に創設された映画賞、ブルーリボン賞。毎年1月に作品賞と個人賞計8部門の賞を発表し、2月に授賞式が行われる。
そんな歴史あるブルーリボン賞でも、芦田は最年少記録を打ち立てている。2012年に映画『うさぎドロップ』と『阪急電車片道15分の奇跡』で熱演したことが評価され、史上最年少となる7歳で新人賞に輝く。これは『時をかける少女』の出演し16歳でブルーリボン新人賞を授賞した原田知世の記録を大幅に更新したものだった。
2012年の授賞式では史上最年長となる99歳で監督賞を授賞した新藤兼人監督と対面。「92歳差ツーショット」が話題となった。
■『ゴースト もういちど抱きしめたい』で日本アカデミー賞新人俳優賞
1年で最も話題を集めた作品と個人に贈られる日本アカデミー賞。1978年から現在まで続く映画賞の1つだ。
芦田はこの日本アカデミー賞でも、最年少記録を樹立。6歳だった2011年に『ゴースト もういちど抱きしめたい』で新人俳優賞を授賞している。6歳から7歳にかけての芦田は天才ぶりをいかんなく発揮していただけに、「史上最年少記録」を連発したのだ。
6歳で日本アカデミー賞とブルーリボン賞の新人賞に輝いた芦田。まさに天才であり、唯一無二の存在といえよう。