若村麻由美が主演を務める7月20日スタートのドラマ『この素晴らしき世界』(フジテレビ系/毎週木曜22時)の追加キャストとして、平祐奈、中川大輔、永瀬莉子、円井わん、時任勇気の出演が発表された。

【写真】平凡な主婦&悪魔のような大女優の二役を演じる若村麻由美のクランクインの様子

 本作は、平凡な生活を送る“主婦”が、ひょんなことから芸能界で活躍する“大女優”になりすましながら二重生活を強いられる“なりすまし”コメディー。

本作で主婦と女優の二重なりすまし生活を送る妙子と大女優・若菜という真逆なタイプの二役を演じていく若村をはじめ、若村と初共演となる木村佳乃沢村一樹マキタスポーツが出演する。

 平祐奈演じるのは、主人公・妙子のパート先でもあるラビットマートで働く新米パート・育田詩乃(いくた・ふみの)。手際が悪く、妙子が丁寧に指導をしてもメモすら取らず、もはや仕事を覚える気もない。しかし育田は誰にも言えない秘密を抱えていて…。

 現在放送中の『合理的にあり得ない』(カンテレ・フジテレビ系)に続き、2クール連続でフジテレビ系ドラマに出演する中川大輔が演じるのは浜岡あきら(はまおか・あきら)。妙子と陽一(マキタスポーツ)の1人息子で、社会人1年目ながら会社には出社せず公園などで時間をつぶす日々を送る。
妙子には冷たく接するが、母親の見た目や雰囲気の変化には敏感に反応する一面も。

 モデルとしても活動する永瀬莉子は蒼井蛍(あおい・ほたる)役に決定。蛍は数社の代表取締役を務める学生起業家で、抜群のプログラミングスキルを持つ天才IT少女。ひょんなことからあきらと出会い仲良くなる。あきらを仕事仲間に誘おうとするのだが…。

 円井わんが演じる室井セシル(むろい・せしる)は、若菜の付き人。
若菜について3年になるが、虐げられ続けていたため妙子には若菜の印象を「悪魔ですね」と言い切るほど苦手。しかし、付き人としては優秀な人物で、妙子のために若菜のプロフィール情報をまとめるなど“なりすまし生活”をフォローしている。円井は地上波連続ドラマへのレギュラー出演は今作が初。

 時任勇気が演じるのは、芸能プロダクション・曼珠沙華の社員で若菜のチーフマネージャー・西條隼人(さいじょう・はやと)役。若菜に顔がそっくりな妙子を見つけ出し、なりすまし生活を依頼。セシルと共に妙子の女優活動を精力的にフォローしている。


 演じる役について、平は「育田はものすごく謎めいていますが、それこそが育田の人間らしさで、育田自身の性格の幅を広げることにとても興味が湧きました」、中川は「自分の役は若村さん演じる妙子とマキタスポーツさん演じる陽一の一人息子。純粋で、正義感が強い人ですが、そのせいでこの世界に生きづらさを感じています。誠実さと強さを意識しつつ、個性を持って演じていけたらなと思います」とコメント。

 永瀬は「今回は21歳学生起業家ということで性格や言動の意図を監督と相談し、くみ取りながら丁寧に撮影を進めています」、円井は「セシルは大物女優のマネジャーをしていて、彼女のセリフからも自分が得ることが多くポーカーフェイスでハッキリ物事を言う。すごくしっかり者で尊敬してますし彼女が大好きです」と話す。

 時任は「今回の物語ではそのきっかけとなる役割を演じる重大さを感じつつ、とても面白みがある役なので、西條隼人という人物の魅力を自分が持っている魅力で表現できたらいいなと思います」と語った。


 木曜劇場『この素晴らしき世界』は、フジテレビ系にて7月20日より毎週木曜22時放送(初回15分拡大)。

 追加キャストのコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■平祐奈

 私も『この素晴らしき世界』に飛び込めるの!?と、うれしい!楽しみ!と同時に実感が湧き、ドキドキもして、そんな感情をくれる作品に携われることをとても光栄に思いました!

 キャストの皆さんを思い浮かべて読むとイメージが膨らみ、毎話、面白すぎてあっという間に台本を読み終えていて、すぐに私は『この素晴らしき世界』のとりこになっていました。

 育田はものすごく謎めいていますが、それこそが育田の人間らしさで、育田自身の性格の幅を広げることにとても興味が湧きました。

 “このドラマは面白くなること間違いなーし!”と海に叫びたくなるくらい笑いの絶えない現場なので、この空気感が画面の中でも表れていると思います!妙子さんが演じる若菜絹代さんとはまだ遭遇していないので、私も一視聴者として放送を今から楽しみにしています。一緒にテレビで『この素晴らしき世界』に飛び込みましょう!!

■中川大輔

 素晴らしいキャストの方々とお芝居できることが本当にうれしいです。
プレッシャーも感じますが、皆さんに負けないように自分の良さを出していけたらと思います。撮影期間も放送も夏なので、とても思い出深い夏になるだろうなと想像しています。

 物語は今まで読んだことのない”オリジナル”な台本でした。脚本家さんの思い、こだわり、伝えたいことが詰まっていて、感動しました。この世界を皆さんに楽しく、深く、届けられるように演じていきた いです。自分の役は若村さん演じる妙子とマキタスポーツさん演じる陽一の一人息子。
純粋で、正義感が強い人ですが、そのせいでこの世界に生きづらさを感じています。誠実さと強さを意識しつつ、個性を持って演じていけたらなと思います。

 社会で生きていると、真っ直ぐに生きようと思っても生きられなくて自分が嫌になる瞬間があると思います。でもそれに慣れることなく、正しく生きていきたい。そんな気持ちを応援してくれる作品です。いろんな人生が描かれている作品なので自分を重ね合わせてしまう誰かがいると思います。いろんな世代の人に見てほしいです。

■永瀬莉子

 豪華キャストの皆さんとお芝居をさせていただけることがとてもうれしいです。学生起業家の役を演じるのは初めてなので現場に入るのが楽しみでした。今までにない視点の物語で、そのストーリーの中に参加させていただけるのでワクワクしています。

 蛍は6社の会社を起業しています。さっぱりした性格で芯の通ったまっすぐさがありますが、ふと寂しさが垣間見えてどこか放って置けない存在。中川さんが演じるあきらと出会うことで蛍自身も気づいていなかった自分を知り成長していきます。あきらと蛍の関係性がどのように動いて行くかも是非注目していただきたいです。

 年齢的に学生役をさせていただく機会が多いのですが、今回は21歳学生起業家ということで性格や言動の意図を監督と相談し、くみ取りながら丁寧に撮影を進めています。

 普段抱く悩みや不安も少し視点を変えたり、初心を思い出してみたりすることですごく前向きな決断ができる瞬間があると思います。簡単なようで忘れがちな大切なことだと気づかせてくれる。そんなドラマになっていると思います。脚本に込められたメッセージを私自身しっかりかみ砕きながら引き続き撮影に挑んでいきたいと思います!

■円井わん

 初めての地上波連ドラレギュラーということで、それはそれはうれしかったですしセシルを演じられることの喜びと責任感と、何よりワクワクが止まりませんでした。“早く演じたい!”と。今作は、とがりにとがった作品だなという印象です。同じ業界で働く身だからこそ響くものが大きいです。

 セシルは大物女優のマネジャーをしていて、彼女のセリフからも自分が得ることが多くポーカーフェイスでハッキリ物事を言う。すごくしっかり者で尊敬してますし彼女が大好きです。絶対に面白いので覚悟していてください。そして良い作品と思っていただけるようにこちらも目いっぱい楽しんで撮影に挑みます!

■時任勇気

 出演が決まって素直にうれしい気持ちと、楽しみが一つ増えたような感覚になりました。どのようにストーリーが展開され、どんな役を演じるのか想像を膨らませて、新たな旅先が決まった気持ちです。全く飽きない展開が続く物語にスッと引き込まれました。もし自分がある日、誰かの身代わりになったとしたら…とか考えたらすごく刺激的だなと。そして今回の物語ではそのきっかけとなる役割を演じる重大さを感じつつ、とても面白みがある役なので、西條隼人という人物の魅力を自分が持っている魅力で表現できたらいいなと思います。

 毎回楽しい気持ちで現場に挑ませていただいているので、それが少しでも役を通して、映像を通して見てくださる方々に伝わるとうれしいです。西條隼人という人物にも是非、スポットライトを当ててご覧ください!!