2018年7月10日にドラマ『義母と娘のブルース』(TBS系)が放送開始して今日で5周年。綾瀬はるかが演じるヒロインが、義理の娘と出会ってから、それぞれに成長していく10年間を描いた本作は『ぎぼむす』の愛称で親しまれ、大ヒット。

2年後からは年明けに「2020年謹賀新年スペシャル」「2022年謹賀新年スペシャル」の2作が放送された。今回はそんな『ぎぼむす』のキャストの現在を振り返った。

【写真】『ぎぼむす』みゆき(幼少期)演じた子役・横溝菜帆、15歳になった現在

■ 綾瀬はるか

 ヒロインの亜希子を演じたのは綾瀬はるかだった。この頃すでにドラマ『白夜行』(TBS系)、『ホタルノヒカリ』(日本テレビ系)シリーズ、大河ドラマ『八重の桜』(NHK総合ほか)、映画『海街diary』など多くの話題作・ヒット作に出演し、若手トップ女優だった綾瀬だが、それまで演じてこなかった堅物なキャリアウーマン役を本作で演じ、当たり役に。その後も高橋一生と共演した主演ドラマ『天国と地獄~サイコな2人~』(TBS系)が大ヒット。今年は年明けから木村拓哉と10年ぶりに共演した映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』が公開されたほか、8月公開の主演最新映画『リボルバー・リリー』では、ハードなガンアクションを披露するという。


■ 上白石萌歌

 亜希子の義理の娘となるみゆきの成長した姿を演じたのは、上白石萌歌だった。同作でナレーションも担当した上白石は、第7回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを獲得し、姉の上白石萌音と共に芸能界入りした。本作出演後も『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系) や、大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』(NHK総合ほか)など話題作に立て続けに出演。今秋には人気漫画のドラマ化『パリピ孔明』(フジテレビ系)にヒロイン役で出演する予定だ。

■ 横溝菜帆

 みゆきの幼少期を演じたのは、子役で当時10歳の横溝菜帆だった。本作への出演で一躍注目された横溝は、同年12月公開の劇場アニメ『グリンチ』の日本語吹き替え版で声優に初挑戦したほか、翌2019年度後期のNHK連続テレビ小説『スカーレット』で、大島優子演じるヒロインの友人・熊谷照子の幼少時代を演じた。
そんな横溝も現在は15歳。今年4月にはインスタグラム上で「高校入学しました」と、初々しい制服姿を披露していた。

のちに『ぎぼむす』と同じ“火10”『恋つづ』で“ドSドクター”演じた人気俳優!

■ 竹野内豊

 みゆきの父で、亜希子と結婚することになる宮本良一を演じたのは竹野内豊。20代から人気俳優だった竹野内は穏やかな良一を好演。第6話でその死が描かれると、多くの視聴者が涙した。本作出演後も多くの作品に出演している竹野内だが、映画『シン・ゴジラ』に続き、庵野秀明監督が手がけた実写映画『シン・ウルトラマン』、『シン・仮面ライダー』と3作全てに出演している。
2021年いっぱいをもって26年間所属した研音を退所し、2022年からはフリーランスで活動している。

■ 佐藤健

 父親を継ぎ、人気パン屋「ベーカリー麦田」を営むことになる麦田章を演じたのは佐藤健だ。本作以後も、ドラマ『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)で演じた“ドSドクター”役で女性ファンの心を鷲づかみ。今年1月期ドラマ『100万回 言えばよかった』(同系)では井上真央、松山ケンイチと連ドラ初共演し話題になった。2021年3月にはアミューズから独立し、同社が出資する新会社「Co-LaVo(コラボ)」に移籍している。

■ 井之脇海

 みゆきの小学校時代のクラスメートの黒田大樹が、高校生に成長した姿を演じたのは、井之脇海だった。
子役時代、2008年に黒沢清監督の映画『トウキョウソナタ』に出演して注目された井之脇は、このとき22歳。その後も数多くのドラマ、映画、舞台に出演している。今年4月期のドラマ『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』(TBS系)では、上白石と再共演を果たしている。