元宝塚歌劇団宙組組長の寿つかさが主演する舞台『THE MONEY -薪巻満奇のソウサク-』が、8月から東京、大阪で上演されることが決まった。寿は6月11日に宝塚歌劇団を退団後、本作が初舞台となる。



【写真】6月11日の宝塚退団後、初の舞台出演となる寿つかさ

 本作は、欲望渦巻く“5人の犯罪者”の物語で、謎解きやさまざまな仕掛けをちりばめたミステリーシチュエーションコメディー。舞台『刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語で歌仙兼定役を演じるなど、俳優・声優・アーティストとして多方面で活躍する七海ひろきの初プロデュース演劇企画となる。

 主演を務める寿つかさは、宝塚歌劇団に1998年創設された宙組の発足メンバーで、2008年には宙組組長に就任し、15年間にわたり宝塚歌劇を支えた。舞台上では、コミカルな役からダンディーな役まで、さまざまな熟年男役を幅広く演じてきた。

 本作には、同じ宙組に在籍していた元宝塚歌劇団の緒月遠麻、伶美うらら、澄風なぎ、そして座長として七海ひろきの出演が決定しており、この個性豊かな5人が、小劇場演劇&シチュエーションコメディーに挑む。脚本・演出は保木本真也が担当する。


 寿は「先月、宝塚歌劇団を卒業いたしました。しばらく舞台に立つという考えはなかったのですが…七海プロデューサーからこのお話をいただき、胸のざわつきがおさまらずこのような運びとなりました。ざわつかずにはいられないメンバーとの舞台、何が起きるか誰にもわからない!皆様楽しみにいらしてください!」とコメント。

 七海は「演技と個性、生の声で勝負する芝居をやってみたいと夢みていました。主演は、この方しかいないと熱烈オファーした寿つかささんはじめ、最高のキャスト、スタッフでお送りします。シチュエーションコメディ、そうコメディです。
皆さん、大いに笑いに来て下さい!5人が揃った時、どんな事件を巻き起こすのか、どうぞご期待下さい」としている。

 舞台『THE MONEY ‐薪巻満奇のソウサク‐』は、東京・CBGK シブゲキ!!にて8月23~27日、大阪・心斎橋PARCO 14F SPACE14にて8月30日~9月3日上演。