森七菜×間宮祥太朗がダブル主演する、真夏の海が舞台の男女8人による恋愛群像劇『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系/毎週月曜21時)。24日に放送された第3話は、勃発しまくる三角関係に、「三人ヒロインそれぞれ三角関係になる相手がいる」と驚きの声が集まった。
【写真】萌える~! 森七菜×間宮祥太朗の身長差
■唯一の常識人“健人”間宮祥太朗だったが
牧野匠(神尾楓珠)に山内守(白濱亜嵐)、佐々木修(萩原利久)。個性的すぎる男性陣のなか、唯一の常識人が水島健人(間宮)だった。どんな時も冷静で、ただただ蒼井夏海(森)のことを真っすぐに思ってくれる。夏海もきっと、健人と過ごす時間を増やしていけば、匠のことを忘れられる。早く二人が結ばれてほしいなぁと願っていた。
しかし、夏海に送った「雨大丈夫?」というメッセージに既読がつかないだけで、大事なプレゼンをすっぽかしてして彼女のもとに駆け出してしまうのはどうなのだろう…。恋人という目線で見たらすてきなのかもしれないが、いち社会人だと思うと心配になってしまう。SNS上でも、「来週、パパにプレゼンすっぽかして怒られるんだろうな…」「プレゼンどうしたー??ってなったけどこういう動きも月9っぽくて好き」「あれだけ用意して、めちゃくちゃ大事そうなプレゼンを、LINEの返信がこないだけですっぽかせる間宮、恋に生きる男で結構好き」などさまざまな意見が集まっていた。
ただ、後先を考えずに恋に走る…というのは、最近のドラマではなかなかなかっただけに、懐かしさを感じた人も多いのではないだろうか。登場人物たちの盲目的な行動に、「おいおい、それはないだろ!」とツッコミを入れながらも、どこかうらやましく思っている自分がいる。また、ひと昔前の“月9”のようなベタな展開が、妙にクセになってくるのだ。
■間宮×恋愛ドラマの醍醐味とは?
「女として見られない」と夏海を振ったくせに、キスをしてきた匠。この時点ですでに最低なのは分かっているけれど、夏海のピンチには誰よりもはやく駆けつけてくるのがズルい。大雨が降った時も、プレゼンを蹴った健人より夏海の店に先に着いてしまったのだから、ズルい。ズルすぎる。
そして、吹き飛びそうになった屋根を修復しようとする夏海の手をパッとつかみ、「ひとりで何してんだよ! 危ないだろ! 家にいろよ!」と言ってのける匠。さらに、夏海が「ごめん。私が店壊れそうとかって言ったからだよね…」と謝ると、「店じゃない! 夏海のことに決まってんだろ!」と大雨の中、ラブアピール。
どんなに最低なことをされても、離れることができない。そんな魔力が、匠には宿っている。なんだかもう、夏海は匠を嫌いになることはできない気がしてしまう。だからこそ、早く健人が夏海の心を奪ってほしい。
ただ、第3話のラストシーン、やっぱり間宮は恋に破れた表情が似合うなぁ…と思ってしまった。よろけた夏海を抱き寄せる匠。そこに現れるびしょ濡れの健人…。思い返せば、『オー! マイ・ボス! 恋は別冊で』(TBS系)の時にも、ヒロインがほかの男性と抱き合っているところに出くわしてしまうシーンがあった。
恋愛ドラマにおける間宮は、ピュアな瞳が印象的だ。本当にピュアに、ヒロインを思っていることが伝わる瞳をしている。だからこそ私たちは、彼の瞳に引き込まれてしまうのだろう。そして、背中を押したくなってしまう。恋に破れる間宮の表情も好きだけれど、やっぱり彼には幸せになってほしい。そんなちぐはぐな思いが交錯するのも、間宮が出演する恋愛ドラマの醍醐味(だいごみ)なのだと思う。
夏海と健人と匠の三角関係のほかにも、愛梨をめぐる修と守の三角関係、さらには小椋理沙(仁村紗和)とライフセーバーの早川宗佑(水上恒司)の恋が加速すると、元夫の村田翔平(森崎ウィン)もなんらかのアクションを起こしてきそうだ。