森七菜×間宮祥太朗がダブル主演する、真夏の海が舞台の男女8人による恋愛群像劇『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系/毎週月曜21時)。31日に放送された第4話は、水島健人(間宮)と牧野匠(神尾楓珠)の直接対決に注目が集まった。
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■ついに、健人と匠が直接対決!
「好きじゃないなら、これ以上夏海に近づくな!」
いやいや、どの口が言う? と思わずツッコミを入れたくなった匠の宣戦布告。蒼井夏海(森)のことを「女として見れない」と振っておきながら、キスをしたり…かと思えば、高校時代の教師・長谷川佳奈(桜井ユキ)のことを引きずっていたり…。本当に匠は、行動と言葉が一致していない。だからこそ、夏海も翻弄されてしまうのだろう。
SNS上では、「匠の気持ちがわからない」「匠は夏海のこと好きなん?」など疑問の声が出ていたが、匠は夏海を彼女にする気はないと思う。ただ、ほかの誰かの彼女になってほしくないだけ。
今回は、佳奈の呼び出しよりも夏海を優先していたが、これから先も会わないつもりだったら、「今日は行けません」ではなく、「もう会えません」と伝えているはず。これから先も、“敵わない存在”におびえるくらいなら、真っすぐに愛してくれる健人を選んだ方がいい気がしてしまう。
それに、第4話の健人は最高に男らしかった。匠に「好きじゃないなら、これ以上夏海に近づくな!」と言われた時、「好きだよ。俺は、夏海のこと好きだから」とサラッと返したのもカッコ良かったし、夏海のことを“夏海”と呼び捨てしてちょっぴり照れているのもかわいらしい。
また、筆者が一番お気に入りなのは、夏海が匠に「昔からこれしか食べないじゃん!」といちごのかき氷を差し出した時の健人の表情。捨てられた子犬のようにつぶらな瞳で、いちごのかき氷を見つめたあと、「俺もいちごにしよっかな」と夏海にアピール。そして、渡されたかき氷にご満悦。SNS上でも、「いちごで張り合う間宮かわいすぎる」「匠に対抗して苺にする健人可愛いかよ!!!」などの声が上がっていた。
■愛梨&理沙は誰と結ばれる?
他人に嫌なことばかり言ってしまう佐々木修(萩原利久)。その性格のまま生きてこられたということは、健人も山内守(白濱亜嵐)も、“彼の個性”として認めてきてあげたのだろうか。
しかし、そんなことは滝川愛梨(吉川愛)には通じない。次々と人を傷つける言葉を吐く修をビンタして、「いい加減にしろよ! なんで人の気持ち考えられないの?」と怒りをぶつける。この瞬間、修は初めて“本気で怒ってくれる相手”と出会ったのかもしれない。
こういうハプニングから恋が生まれるのはラブストーリーあるあるでもあるが、愛梨は今のところ守に惹(ひ)かれている様子。ただ、次週の予告で修が愛梨に花を渡している場面があったということは、挽回のチャンスが残されているのだろうか。
また、すでに出来上がっている雰囲気なのが、小椋理沙(仁村紗和)と早川宗佑(水上恒司)。
しかし、「旦那さんかと思った」と言われた時に、「できればそうなりたいんだけど」とアプローチをするなど、宗佑の心は完全に理沙に向いている。次週、理沙の元夫・村田翔平(森崎ウィン)と対面することで、関係が動く可能性はあるのだろうか。
みんなが自由で、はちゃめちゃで…かつてのトレンディードラマをほうふつとさせるような雰囲気が魅力の『真夏のシンデレラ』。中盤戦も楽しみだ。(文:菜本かな)