『シンデレラ』のリリー・ジェームズ主演最新作『WHAT'S LOVE GOT TO DO WITH IT?(原題)』が、邦題を『きっと、それは愛じゃない』として12月15日より公開されることが決定。併せて場面写真9点、シェカール・カプール監督のコメントが到着した。



【写真】リリー・ジェームズがドキュメンタリー監督役を好演 『きっと、それは愛じゃない』場面写真

 『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』、『ラブ・アクチュアリー』、『ブリジット・ジョーンズの日記』などを手掛けてきたワーキング・タイトル・フィルムズが制作する本作は、マッチングアプリなど出会いの選択肢が無限にある“今”、逆に何がホントの幸せへの道なのかわからない現代人に贈る、新たな愛と人生のガイドブックムービー。多文化が花咲く最先端の街ロンドンを舞台に、異国情緒あふれる豪華なウエディングシーンなど見どころを交えながら、“今”のラブストーリーを描く。

 ドキュメンタリー監督として活躍するゾーイは、久しぶりに再会した幼馴染で医師のカズから「見合い結婚をすることにした」と聞いて驚く。「なぜ、今の時代に親が選んだ相手と結婚?」と疑問がたちまち好奇心へと変わったゾーイは、カズの結婚までの軌跡を次回作として追いかけることに。

 「愛もなく結婚できるの?」と問いかけるゾーイ自身は、運命の人を心待ちにしていたが、ピンときては「ハズレ」と気づくことの繰り返し。そんな中、条件の合う相手が見つかったカズは、両親も参加するオンラインでお見合いを決行。
数日後、カズから「婚約した」と報告を受けたゾーイは、カズへの見ないふりをしてきたある想いに気づいてしまい―。

 ダメ男ばかりを好きになり恋の連敗を重ねる主人公ゾーイには、『シンデレラ』のリリー・ジェームズ。恋愛にじたばたもがくカッコ悪い姿をリアルに演じ、等身大の女性像を作り上げた。家族のために親が選んだ相手と結婚しようと決意するカズには、テレビシリーズ『スター・トレック:ディスカバリー』のシャザド・ラティフ。

 ゾーイを心配し、交際相手を紹介しようとする母親には、『ハワーズ・エンド』でアカデミー賞主演女優賞を受賞した、英国を代表する俳優のエマ・トンプソン。カズの母親アイシャ役には、40数年のキャリアの中で140本以上のインド映画に出演した国民的俳優シャバナ・アズミ。
カズの見合い相手であるマイムーナ役は、パキスタンを代表するスター俳優サジャル・アリーが演じた。監督は、『エリザベス』でアカデミー賞7部門にノミネートされ世界的名声を獲得した、パキスタン出身のシェカール・カプール。

 場面写真9点は、ゾーイとカズが仲睦まじい様子を見せる姿やゾーイがカメラを持つ姿、煌びやかなファッションが目を引くウェディングシーンなどを収めている。

 カプール監督は、本作について「愛とインティマシー(親密さ)は、最もよく使われる言葉でありながら、最も誤解されている言葉です。それでもなお、私たちはこれらの言葉を真に体験することを求め続けています。本作はこの二つの言葉を深く探究しながら、それを映画という枠に収めるチャンスでした。
そして、それは素晴らしい旅路となりました。さあ今度は観客の皆さんの出番です。私たちと一緒に泣いて、笑って、探究してください。皆さん自身のために」とコメントを寄せている。

 映画『きっと、それは愛じゃない』は、12月15日より全国公開。