マーベル・スタジオ最新作『マーベルズ』より、アベンジャーズ史上最強で孤高のヒーロー、キャプテン・マーベルが率いるチーム“マーベルズ”の結成までの軌跡が一目で分かる特別動画が解禁された。

【動画】チーム“マーベルズ”の結成までの軌跡が一目で分かる特別動画

 『エンドゲーム』ではサノスを前に絶体絶命の危機に陥っていたアイアンマンやキャプテン・アメリカら“アベンジャーズ”を規格外のパワーで援護し、一気に形勢を逆転させる活躍を見せたキャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァース。

キャロルのかつての親友の娘で、彼女がキャプテン・マーベルとして宇宙に旅立つときにはその背中を送り出したモニカ・ランボー。“アベンジャーズ”オタクで中でも特にキャプテン・マーベルに憧れ、部屋の壁一面にポートレートやイラストを敷き詰めているミズ・マーベル/カマラ・カーン。3人は突如として発生した、パワーを発動した瞬間に他の人がいた場所と瞬時に入れ替わるという謎の現象に見舞われる。そんな中、キャプテン・マーベルの“ある過去”を憎み、報復を誓う謎の敵が出現。一人では救えない危機が迫る中、3人はチームを結成することに。

 特別映像は、「ずっと孤独だった。
過去の記憶を失ってから」というキャプテン・マーベルの独白から始まる。そして、過去の記憶を失い自分が誰なのかも分からないまま惑星ハラでエリート特殊部隊に所属する日々を過ごしていた彼女が、任務の失敗がきっかけとなり1995年の米国のレンタルビデオショップに落下するシーンが続く。当時米国各地に実際に数多く存在した「ブロックバスタービデオ」の再現度の高さは印象的で、公開当時も一部のファンの中で大きな話題となったシーンのひとつだ。

 そして「キャロルおばさん」と彼女を慕う幼少期のモニカ・ランボー、モニカの母で、失ったキャロルの記憶を知るかつての親友マリア・ランボーが「あなたは誰よりも強い」と訴えかけるシーンや、強大なエネルギーにさらされたことで規格外のパワーを覚醒させた瞬間など、前作『キャプテン・マーベル』(2019)を思い出させるシーンが詰まっている。

 キャプテン・マーベルのパートの最後は、幼少期のモニカに「すぐに戻ってくるよ」と言い残し、ハイタッチをする別れのシーン。

 続いては、大人になったモニカ・ランボーが映し出される。
成長したモニカは、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)で描かれたサノスの“指パッチン”の犠牲となり、5年間姿が消えてしまっていた間に最愛の母マリアをがんで亡くしてしまっていた。そして、キャプテン・マーベルと今回初めて深く関わることとなる新世代ヒーロー、ミズ・マーベルの姿も。彼女はキャプテン・マーベルに憧れる“アベンジャーズ”オタクの高校生。キャプテン・マーベルのコスチュームを着て参加したコスプレコンテストで祖母が持っていたバングルをはめたところ、このバングルが特殊なパワーを秘めていたのだった…。

 映像の後半には、キャプテン・マーベルから握手を求められ、うれしさを隠し切れない表情で手を握り返すミズ・マーベルと、そんな2人を満足そうに後ろから見つめるモニカの姿が映る、“チーム結成の瞬間”とも見受けられるシーンも初めて描き出されている。

 ほほ笑ましいこのシーンは一見、相性抜群のチームのスタートに見えるが、これまでに解禁された予告映像などでは「チーム結成?」と問いかけるカマラに対してキャロルは「あり得ない」と一蹴していたはず…。
これまでヒーローがいない惑星を広く保護し、1人で活動している時間が長かったキャプテン・マーベル。“アベンジャーズ”の面々には、度々チームプレーができていないことにやんわりと苦言を呈されていた“孤高のヒーロー”は、本当にチームを結成できるのか?そしてチームは果たして、どんな力を秘めているのか?

 映画『マーベルズ』は、11月10日より全国公開。