ドラマ『大奥』Season2(NHK総合/毎週火曜22時)で、11月7日放送の16話よりスタートする「幕末編」の追加キャストとして、大東駿介平岩紙山村紅葉中村アン原田泰造の出演が発表された。

【写真】大東駿介、平岩紙、山村紅葉、中村アン、原田泰造が「幕末編」に参戦!

 『大奥』は、3代将軍・家光の時代から幕末・大政奉還に至るまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描いたよしながふみの同名漫画を実写化。

Season2では、吉宗(冨永愛)の遺志を継ぎ、若き医師たちが“赤面疱瘡(あかづらほうそう)”撲滅に向けて立ち上がる物語から、女将軍をはじめとした幕府の人々が、江戸城無血開城のために奔走する幕末・大政奉還までの物語を映像化する。

 大東駿介が演じるのは、水戸徳川家・斉昭の息子で一橋家の当主・一橋慶喜。家茂(志田彩良)を補佐するため、将軍後見職に。その後15代将軍となる。

 大東は「最後の将軍、一橋慶喜を演じさせて頂き光栄です。今後の大奥の天候は、激動の時代、この物語に漂う浮雲のような掴みどころのない存在が、次第に不穏な暗雲に変わり、途轍もないを呼ぶでしょう。
現場で役が想像を超える成長をしているので、天に漂う慶喜の雲行きに注意してください」とコメント。

 平岩紙が演じるのは、和宮(岸井ゆきの)の母・庭田/勧行院。和宮降嫁に伴い、男装し、そば仕えとして大奥入りする。

 平岩は「最初にお話を頂いた時、あの大奥に!とワクワクしました。重厚で煌びやかな世界観の印象で、実際現場に入ると、素晴らしい美術、扮装、凛とした空気に自然と背筋が伸びました。共演の皆様もとても魅力的で、貴重な時間を過ごすことができました。
私が演じました観行院が口に出す言葉や行動を理解し、自分の腑に落とすには、すんなりとはいかず、毎シーン撮影ギリギリまで考えていましたが、彼女の、そうなってしまったであろう時代背景や家柄、その中で生きていた葛藤が少しでも出せていたら、と祈るような思いです(笑)」とコメント。

 山村紅葉が演じるのは、和宮の乳母・土御門。庭田と同じく、男装し、大奥入りする。

 山村は「1月から放送された『大奥』をとても楽しみに観ていた私はホワイトデーの最終回で『大奥ロス』に。『そうだ、原作を読もう!』と、よしながふみ先生の『大奥』全19巻を取り寄せじっくり読みながら、18巻のお菓子(花びら餅)のくだりでの土御門の言動に『こんな深刻な時に!』と大笑いしていた時に、『土御門役で』との、とても嬉しいオファーをいただきました。土御門のコミカルな部分は生かしながらも和宮様のことを愛し、想う真摯な姿勢は大切に演じたいと思いました」とコメント。


 中村アンが演じるのは、能登/志摩。子に恵まれず離縁されたところ、大奥に上がり、庭田(勧行院)の身の回りの世話をするようになる。家茂(志田彩良)上洛の際にはそのお供を務める。

 中村は「今回、『大奥』に参加させて頂けたこと、大変光栄でした。私自身初めての時代劇で、言葉遣いはもちろんのこと、話し方や佇まいなど新しいことの連続に戸惑いながら、たくさん学ばせていただきました。能登は、出戻りにある自身の身分をしっかりと理解し、お役目に努め生きると決めた芯のある女性です。
私は能登がすごく好きで、この役を演じられてとても嬉しかったです!」とコメント。

 原田泰造が演じるのは、西郷隆盛。薩摩藩士で、新政府軍の指揮官。徳川家を潰そうと画策する。

 原田は「一視聴者として、楽しく観させていただいていたドラマ『大奥』。そのシーズン2に出演できるなんて! それも、ずっと念願だった西郷隆盛役。
こんな夢みたいなことが起こるとは思わなかったです。嬉しくて嬉しくて堪りません。気合いです。気合いを込めて演じますので、みなさま楽しみにしていてください!」としている。

 ドラマ10『大奥』Season2は、NHK総合にて毎週火曜22時放送。