累計販売部数146万部を超える渡辺ペコの漫画『1122』が、今泉力哉監督によって高畑充希岡田将生のダブル主演で『1122 いいふうふ』としてドラマ化され、Prime Videoにて2024年初夏、世界配信されることが決まった。併せて場面写真も解禁となった。



【写真】『1122』高畑充希&岡田将生が演じる2人、原作での姿

 本作は、「結婚」という〈ハッピーエンド〉の続きにある物語。主人公・一子(いちこ)を高畑、夫の二也(おとや)を今泉監督作品初出演の岡田が演じる。2人は初共演。脚本は、今泉監督の妻である今泉かおりが務め、夫婦での初の共同作業となる。

 妻・ウェブデザイナーの相原一子(高畑)。夫・文具メーカー勤務の相原二也(岡田)。友達のようになんでも話せて仲の良い夫婦。セックスレスで子供がいなくても、2人の仲は問題ない…だけど。私たちには“秘密”があるー。それは、毎月第3木曜日の夜、夫が恋人と過ごすこと。

 結婚7年目の2人が選択したのは夫婦仲を円満に保つための「婚外恋愛許可制」。二也には、一子も公認の“恋人”がいるのだった。
一見いびつで特殊な夫婦の関係に見えるふたり。だけど、結ばれて“めでたしめでたし”で終わる物語のその先は…?

 撮影は、10月16日にクランクイン、主に関東近郊にて撮影中で、12月にクランクアップ予定。

 高畑は「来年の初夏、皆さんに良いドラマをお届けできるよう、がんばります!」、岡田は「作品自体はとてもセンシティブで際どい話ですが、僕は夫婦が再生していく物語だと思っています」、今泉監督は「演じ手である前に人として魅力的なお2人とともに、いい作品にできたらと思っています」、脚本の今泉かおりは「人は1人でも生きていけるかも知れないけど、やっぱり誰かといるのっていいな、と思える『1122』の素晴らしさが、皆さんに伝わりますように」、原作の渡辺は「原作を楽しんでくださったみなさんにもどうか期待いっぱいでご覧頂けたらと思います」とコメントした。

 ドラマ『1122 いいふうふ』は、Prime Videoにて2024年初夏、独占・世界配信予定。

※コメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■高畑充希

『1122』。いちいちにーにー? ん? なんて読むんだろうこのタイトル? あ、いい夫婦か! 面白そう! と、コミックを手に取ったのが数年前のこと。読み進めてゆくにつれて、それぞれの登場人物が不器用で愛おしく、続きがどんどん気になる展開に、「これ、ドラマになったらきっと楽しいだろうなぁ」と確信していました。ですがなかなか挑戦的なシーンも多いので、地上波だと描き切れないのかも。。とも思っていたので、そこから月日が経ち、配信ドラマとして、そして一子ちゃん役でお話をいただけた時は、本当に嬉しかった。穏やかで楽しい素敵な人だらけの今泉組で。
包容力を持って向き合ってくださる岡田さんと二人三脚で。

■岡田将生

今泉監督の作品は観ていて魅力を感じていたので、お仕事をして監督の現場の空気を肌で感じてみたかった。

心地よい空気が流れていてやりやすい環境を作ってくださって、そして微かな心の揺れを敏感にキャッチしてくれる信頼できるスタッフ。とても素敵な現場です。高畑さんとは今回初共演でして、役をどうこうではなく今回はいちこちゃん、高畑さんを真っ直ぐに見つめていく事で二也という人物像がより明確になっていくと感じました。

作品自体はとてもセンシティブで際どい話ですが、僕は夫婦が再生していく物語だと思っています。

そして、どうか最後までこの夫婦を見届けてほしいです。

■監督:今泉力哉

高畑さんと岡田さんをはじめとした俳優たちとドラマ『1122』を撮影しています。

隣にいる人とずっと一緒にいるために、ときに不器用に、ときに滑稽に、でもいたって真剣に、恋をして、想い合って、悩みながら生活している人たちの物語です。

高畑さんの明るさと気遣い。岡田さんの繊細さと人の良さ。
演じ手である前に人として魅力的なお2人とともに、いい作品にできたらと思っています。


お楽しみに。

■脚本:今泉かおり

原作を初めて読ませていただいてから脚本が完成するまでずっと考えていたのは、「良い夫婦」とは何か? ということでした。

それを考えながら、原作と芯がぶれずに、世界観を壊さずに脚本にしていきたいと思っていました。

人は1人でも生きていけるかも知れないけど、やっぱり誰かといるのっていいな、と思える『1122』の素晴らしさが、皆さんに伝わりますように。

■原作:渡辺ペコ

先日現場にお邪魔して撮影を拝見しました。俳優さん達がご自身の身体を通し漫画のキャラクターをリアルな人物として生み出す様、監督をはじめとしたプロフェッショナルのスタッフさんたちが集まり大きなエネルギーを1つの作品として形作る様子に圧倒されました。このように華やかな映像化の機会を頂けた幸運を本当に嬉しくありがたく思います。今後も関わって下さったすべての方達の能力が発揮できる場であることを願っています。原作を楽しんでくださったみなさんにもどうか期待いっぱいでご覧頂けたらと思います。本当に素晴らしかったので……!

私も完成を心の底から楽しみにしています。

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