よしながふみの同名コミックを実写化したドラマ10『大奥』(NHK総合/毎週火曜22時)Season2の「幕末編」(第19回)が28日の今夜放送される。

【写真】朝廷から降嫁後に女性だったことが判明した和宮(岸井ゆきの) 『大奥』Season2「幕末編」(第19回)場面カット

 3代将軍・家光の時代から幕末・大政奉還にいたるまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描いてセンセーションを巻き起こしたよしながふみ作『大奥』。

ジェンダー、権力、病など、現代社会が直面する課題を大胆な世界観で鮮やかに描いたこのコミックを原作に、NHKでは3代将軍家光から8代将軍吉宗までの物語をドラマ化し、今年の1月期に放送していた。

 Season2では、吉宗(冨永愛)の遺志を継ぎ若き医師たちが“赤面疱瘡”撲滅に向けて立ち上がるその後の物語から、女将軍をはじめとした幕府の人々が、江戸城無血開城のためにほん走する幕末・大政奉還の物語を初めて映像化する。

■第19回あらすじ

 家定亡き後、14代将軍となった家茂(志田彩良)は、徳川に向けられた諸侯たちの反感を抑えるため、井伊が推し進めていた公武合体で和宮(岸井ゆきの)を迎え入れた。しかし、朝廷から降嫁してきた和宮は偽物で、しかも女性だったことが発覚。観行院(平岩紙)や土御門(山村紅葉)から事情を聞き憤慨する瀧山(古川雄大)だが、当の家茂は冷静に受け止め、思いも寄らぬ決断を下す。

 天璋院(福士蒼汰)と瀧山は、事情を知ってもなお和宮にあたたかく接する家茂に心配を募らせる。


 ドラマ10『大奥』Season2(NHK総合/毎週火曜22時)はNHK総合にて毎週火曜22時放送。