歌舞伎俳優の十三代目市川團十郎と家族のドキュメンタリー番組『成田屋に、ござりまする。』が、日本テレビ系にて1月3日15時から放送される。

11作目となる今回は、親子3人のプライベートハワイ旅に密着する。

【写真】市川團十郎と麗禾&勸玄、家族旅行でハワイへ! プライベート感満載ショット

 日本テレビの取材班が、市川海老蔵(現・團十郎)と小林麻央さんの出会いから密着を始めて15年。成長著しく、新たな表情を見せる子どもたちと、それを父として大きく見守る團十郎の1年に密着したドキュメンタリーだ。

 父とともに八代目市川新之助を名乗った勸玄は10歳。弟より1年早く舞踊家として四代目市川ぼたんを襲名した姉・麗禾は12歳になり、日本各地で舞台に奮闘する日々を送っている。親子共演の華やかな舞台のため、積み重ねられる厳しい稽古の様子を公開。


 舞台では劇場に万雷の拍手を響かせる千両役者ぶりを見せる新之助。一方、楽屋では隙あらばゲーム機に手を伸ばす、ごく普通の小学5年生だ。

 そんな弟のかすかな変化に姉は気づいていた。手をつないだ時に「(手を)太く分厚く感じる」と話し、「男の子っぽくなった。いいことだと思います」としつつも、「最近、どんどんひとりの世界に行っているみたいな感じがする」と一抹の寂しさものぞかせる。はたして、父・團十郎は息子の今をどう思っているのか?直撃した様子が番組内で明かされる。


 團十郎と子どもたちにとって、家族の思い出の地でもあるハワイ。コロナ禍でできなかった4年ぶりの海外旅行にカメラが独占密着。海で波乗りに挑戦するなど、遊びにも全力疾走。ハワイの公園で現地の子どもと意気投合する勸玄のフレンドリーな一面や、ちょっとした姉弟げんかなど、飾らない2人の素顔が明かされる。

 ある朝、散歩中の麗禾から取材班は意外な言葉を聞く。「夢を持った方がいいとは思うんですけど…あんまり見つからない…夢が」。
歌舞伎の名門に娘として生まれた少女が、秘めてきた思いをカメラに向けて初めて語った。

 麻央さんの旅立ちから6年半。團十郎は子どもたちに麻央さんの面影を感じることが増えたという。特に、新之助については「絶対にぶれない強い芯が勸玄にもある。(麻央に)そっくり」とその共通点を語る。

 ある日、團十郎と新之助は散歩で立ち寄った神社でおみくじに挑戦する。
大吉を引き当てた團十郎は、そこに書かれた恋愛や縁談の幸運ぶりに上機嫌な様子。取材班の「結婚の可能性はある?」との直撃に対し、答えた本音が番組内で明らかになる。そして、子どもたちの将来に期待すること、團十郎流の子育て、家族の愛の形について今の思いが語られる。

 『成田屋に、ござりまする。』は、日本テレビ系にて1月3日15時放送。