阿部サダヲが主演し、宮藤官九郎が脚本を務める金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系/毎週金曜22時)の第1話が26日の今夜放送される。

【写真】磯村勇斗演じる“ムッチ先輩”こと秋津睦実 金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』第1話場面カット

 本作は、昭和の世を生きていた主人公のおじさん・小川市郎(阿部)がひょんなことから2024年の現代へタイムスリップしたことから始まる意識低い系タイムスリップコメディ。

昭和のダメおやじの「不適切」発言が令和の停滞した空気をかき回す姿をコミカルに活写する。市郎がタイムスリップした令和で出会うシングルマザー・犬島渚役に仲里依紗、市郎と同じ1986年に生き、とあるアイドルに心酔している“ムッチ先輩”こと秋津睦実役に磯村勇斗、そして市郎と逆で、2024年から1986年に息子とともにタイムスリップする社会学者の向坂サカエを吉田羊が演じる。

■第1話あらすじ

 1986年。市郎は“愛の鞭”と称した厳しい指導をするのが当たり前な昭和の体育教師。野球部の顧問も務め、生徒たちからは「地獄のオガワ」と恐れられていた。その一方、家では男手一つで17歳の一人娘・純子(河合優実)を育て、娘の非行に手を焼く普通の父親でもある。最近は市郎の帰宅時間をやけに気にする純子が男を家に連れ込み“ニャンニャン”するのではないかと心配していた。

 ある日、市郎は、いつものようにタバコを吸いながらバスで帰宅中、ついウトウトしてしまう。目を覚ました市郎の目に飛び込んできたのは、パンツが見えそうなスカートを穿き、耳からうどんを垂らした女子高生がバスに乗り込んでくる姿だった。その姿に違和感を覚え指摘する市郎だが、乗客たちは車内でタバコを吸う市郎こそおかしいと口論になってしまう。逃げるようにバスを降りた市郎が目にしたのは、見たこともない異様な格好をする人々となんとなく変わっている景色だった。

 なんとか見つけたなじみの喫茶店に飛び込んだ市郎は、事態が飲み込めないまま動揺してカウンターにいた犬島渚のビールを勝手に飲み干し、口論になってしまう…。


 一方、1986年の同日、純子は向坂キヨシ(坂元愛登)から突然告白されていた。キヨシは、社会学者である母・サカエと共に令和から昭和にタイムスリップしてきた中学生。街中で偶然出会った純子に一目ぼれしてしまったのだ。純子は“ムッチ先輩”こと秋津睦実に密かに思いを寄せているにもかかわらず、キヨシを家に連れ込もうとする。

 金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』はTBS系にて毎週金曜22時放送。

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