映画『六人の嘘つきな大学生』より、山下美月、倉悠貴、西垣匠の出演が発表された。浜辺美波、赤楚衛二、佐野勇斗に続く、3名の大学生キャストが解禁となり、“六人の嘘つきな大学生”の全ぼうが明らかに。

六人の大学生たちの裏の顔が垣間見える“ティザー映像~嘘つきのあなたへ篇~”も公開され、本編映像が初解禁された。

【動画】浜辺美波、赤楚衛二、佐野勇斗、山下美月、倉悠貴、西垣匠が共演! ティザー映像~嘘つきのあなたへ篇~

 原作は、2021年に刊行されるやいなや「2022年本屋大賞」ノミネートをはじめさまざまなランキングを席巻、現在までに累計45万部を突破している浅倉秋成による同名のヒット小説。

 就職活動を舞台に6人の登場人物の裏の顔が巧みに暴かれていく“密室サスペンス”要素と、そこで明らかになった6人の「嘘」と「罪」の真相が、クライマックスで次々と伏線回収される“青春ミステリ”要素を圧倒的なクオリティーで掛け合わせ、大気を博している小説を映画化。佐藤祐市がメガホンを取り、脚本を劇団「東京マハロ」主宰・矢島弘一が務める。

 山下美月が演じるのは、お茶の水女子大学で国際文化を学び、語学力と人脈に絶対的自信を持つ学生・矢代つばさ。今年の5月に乃木坂46を卒業する山下にとって、本作が卒業後初の映画出演作となる。
矢代という役については、「不器用な性格故に誤解されやすく、けれど真っ直ぐで愛おしいキャラクターでした。強気な発言の裏に隠れる脆さもあり、共感できる部分も多かったです」と自身と重ね合わせながら演じた様子。「思う存分六人全員を疑って、そして信じていただけたら嬉しいです」と熱い想いも語った。

 倉悠貴が演じるのは、一橋大学社会学部社会学科の学生で、口数が少なく冷静な性格だが分析力に優れており、公認会計士の資格を持つ森久保公彦。倉は、「多くの人が経験する就活の中で浮き彫りになっていく人の本質と多面性、散りばめられた伏線、ワンシチュエーションでの会話劇。世代を選ばず、多くの方に楽しんでいただけると思います」と手ごたえを感じるコメントを寄せた。


 西垣匠は、高校時代は野球部のキャプテンでスポーツマン、明治大学国際日本学部に在学し、ボランティアサークルの代表を務める袴田亮を演じる。もともと原作のファンだったという西垣は、「この作品に携わることが出来ると知ったときは心が躍るような気持ちでした」とオファーを受けた時の喜びを語る。そして「最後まで気持ちを切らさずに頑張れたのは、共演者みんなで励まし合い、ディスカッションし合いながら、作品作りができたからだと思います」と、作品の中の世界だけではなく、厳しい撮影も6人で一丸となって乗り切ったことを明かした。

 また、“ティザー映像~嘘つきのあなたへ篇~”も解禁。嶌衣織(浜辺)による「この中に嘘つきがいること、私は知っているから」という衝撃の告白から始まる映像は、最終選考に残った優秀で善良な六人が、謎の告発文をきっかけに裏の顔が暴かれることで、疑い合い、豹変していく姿を映し出した緊迫感のある映像となっている。果たして嘘つきは誰なのか…? 六人の本当の姿とは…? 嘘の応酬の末に勝ち残るのはたった1人だけ…。
1人1人の表情の変化にも注目したい。

 映画『六人の嘘つきな大学生』は、11月22日全国公開。

 山下、倉、西垣、プロデューサー・稲垣優のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■山下美月

 矢代つばさを演じました山下美月です。

 原作の掌で転がされていく展開に心を惹(ひ)かれ、ここが伏線だったのか! と、気づけば本が付箋だらけになっていました。

 矢代は、不器用な性格故に誤解されやすく、けれど真っ直ぐで愛おしいキャラクターでした。
強気な発言の裏に隠れる脆さもあり、共感できる部分も多かったです。

 撮影現場は、6人のヒリリとした空気はどこから作り出されたのか? と思うほど、裏では笑いが絶えませんでした。脚本を読みながら6人で語り合ったり、他愛も無い話をしたり、日々チームワークが深まっていく実感がありました。

 本作は、感情が露わになり、冷静さを欠いていく人間の姿が怖くも面白い作品だと感じております。思う存分六人全員を疑って、そして信じていただけたら嬉しいです。

■倉悠貴

 森久保公彦役を演じました倉悠貴です。


 初めて原作を読んだ時、次の展開が気になってページを捲る手が止まりませんでした。多くの人が経験する就活の中で浮き彫りになっていく人の本質と多面性、散りばめられた伏線、ワンシチュエーションでの会話劇。世代を選ばず、多くの方に楽しんでいただけると思います。宜しくお願いします。

■西垣匠

 袴田亮役を演じました西垣匠です。

 原作のファンだったので、この作品に携わることが出来ると知ったときは心が躍るような気持ちでした。
そして、浜辺美波さん、赤楚衛二さんをはじめ、このキャストの中に自分も参加させていただける喜びと、佐藤監督ともご一緒できることが嬉しかったです。

 最後まで気持ちを切らさずに頑張れたのは、共演者みんなで励まし合い、ディスカッションし合いながら、作品作りができたからだと思います。皆様より一足先に観させていただいたのですが、緊迫感満載で、笑いも涙もある伏線だらけの作品になっております。袴田亮の表の顔も裏の顔も全部、さらけ出しました。どうぞ劇場で、お楽しみください。

■プロデューサー: 稲垣優

――山下美月さんについて

 これまで「アイドル」と「女優」という異なる2つのフィールドで活躍を続けてきた山下さんの姿を拝見して、「二面性をどう演じるか」が最も重要なポイントであるこの作品において、矢代つばさという役をどう演じるのかを観てみたい、という思いでオファーしました。

 撮影中は、こちらの期待をさらに超えるパフォーマンスを連日披露されており、今年乃木坂46を卒業される山下さんの新たな1ページにふさわしい、「映画女優」としての魅力溢れるお芝居を、是非スクリーンで体感していただけたらと思います。

――倉悠貴さんについて

 原作を読んだ時から森久保役には倉さんの顔が浮かび、「当て書きしたのでは?」と思えるほどのハマり役でした。

 ちょうど撮影中は映画『OUT』の公開直前でしたが、ヤンキーとはほぼ真逆の森久保を見事に演じられており、その演技の幅広さに大変驚かされました。同時に、現場で次にどんなお芝居をしてくるか分からない予測不能さも持ち合わせており、いつもワクワクしながら倉さんの演技に見入っていたのを思い出します。

――西垣匠さんについて

 これまでピュアな好青年を演じることの多かった西垣さんは、大らかなイメージの袴田にピッタリだと思いオファーしましたが、それだけではない新たな袴田の魅力を、西垣さんにお芝居で引き出していただいたのがとても大きな発見で、西垣さんだからこそ表現できる袴田亮が、そこにはありました。

 そして、詳しくはまだお伝えできませんが、映画のサスペンスパートを最初に担うのが袴田。西垣さんにはその緊張感も見事に表現していただきました。是非ご期待ください。